1985年のプラザ合意を契機に日本の対外直接投資が急増すると、企業レベルでもグローバル・トップをめざす動きが出始めた。その象徴がブリヂストンによるファイアストン買収(88年)、大日本インキ化学工業による米国サンケミカルの買収(89年)である
MAOの突撃レポート!今回は「M&Aを活用した成長戦略」のセミナーレポートをお届け。ブリヂストン元CEOの荒川詔四氏やストライクの荒井邦彦社長、土木管理総合試験所の下平雄二社長らが登壇し、事例を交えてM&Aのポイントを語ってくれました。
ブリヂストンが米国での2度の大型買収を経て、世界首位のタイヤメーカーとしての地位を確かなものにしている。リコールなど数々の苦難を乗り越え、新規事業にも取り組み、売上高営業利益率は2ケタに上昇している。