企業にとって人件費の削減は、バブル崩壊以来30年にわたる長期的な課題となっている。あの手この手の制度改革を繰り出してきたが、また新たなチャレンジが始まりそうだ。日立製作所が週休3日でも給与が減らない新勤務制度の導入を計画しているというのだ。
働き方改革関連法案の審議が大詰めを迎えた。「残業代ゼロ法案」とも呼ばれ、企業が残業代を気にせず長時間労働をさせられるため、「過労死を助長する」と批判されている。しかし、本当に怖いのは働く人たちから好意的に受け止められている副業解禁だという。
かつて日本には「企業戦士」という言葉があり、「24時間戦えますか?」というコピーのドリンク剤が売れていた時期がありました。時代は変わり、今やブラック企業という言葉に代表される長時間労働が社会問題となっています。