後継者不足などを背景に500社以上の中小企業が廃業を検討する東京都墨田区。大切な技術や人材を失わせないために区が力を入れているのが、工場や設備など承継資産のマッチング支援事業です。少しずつ事例が出てきている一方で、制度を普及させるための課題も見えてきました。
後継者が見つからず廃業する中小企業が増えています。このまま放置するとと大切な技術が失われ、地域の雇用や税収にも深刻な打撃を与えかねません。こうした中、経営者や自治体はどんな対策を打とうとしているのでしょうか。第一弾として全国で有数の「町工場のまち」として知られる東京都墨田区を取材しました。