シェアハウス向け不正融資問題に揺れるスルガ銀行は2018年11月30日、金融庁に業務改善計画を提出した。その中で現旧役員ら9人に対し総額35億円の損害賠償請求訴訟を提起したことを明らかにした。
不正融資問題に揺れるスルガ銀行の第三者委員会は9月7日、調査報告書を公表した。審査書類の改ざんや偽装に多くの行員が関与していたことを認定した上で、岡野光喜・代表取締役会長(当時)ら一部役員の善管注意義務違反を認定した。
9月7日、スルガ銀行の第三者委員会は調査報告書を公表する予定だ。同行の2018年3月末貸出金残高は3兆2,459億円と国内銀行の貸出金残高は38位。個人向け貸出が2兆9,259億円(構成比90.1%)と異常に突出している。