Zaifを運営していたテックビューロが暗号資産(仮想通貨)交換業を廃止すると発表。11月1日現在、暗号資産交換業者は26業者が登録しているが、登録業者(みなし業者除く)の廃止は初のケースになる見通し。
テックビューロは「Zaif」をフィスコへ事業譲渡を予定しており、譲渡後に仮想通貨交換業の登録を廃止し解散する。譲渡期限までに顧客が承認しない場合、仮想通貨の返還が不能になるおそれがあるという。
テックビューロは10月10日、仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」をフィスコに事業譲渡したと公表した。
ハッキングにより約70億円の仮想通貨が流出したテックビューロに対し、金融庁は25日、異例の3度目の業務改善命令を出したことを明らかにした。状況によってはさらに重い処分を出す可能性も出てきた。
テックビューロ(大阪市西区)は、同社が運営する仮想通貨取引所Zaifのホットウォレットから流出した仮想通貨が約70億円分になると修正した。ホットウォレットとは一体何なのか。
登録仮想通貨交換業者であるテックビューロが保管しているビットコインなどの仮想通貨約67億円分が不正流出した。フィスコグループがテックビューロを子会社化し支援する。
仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロが資本金を13億8,308万2,000円から1億円に減資、本店の登記変更を行っていたことがわかった。同社には今年3月、金融庁が業務改善命令を出している。