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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2024年7月15日〜2024年7月19日)

2024-07-20

2024年7月16日

オーエスジー<6136>、子会社を通じてダイヤモンド工具大手の蘭Precision Tools Holding B.V.を完全子会社化

オーエスジーは16日、ベルギー子会社のOSG Europe S.A.(ブラバンワロン州ワーヴル)を通じて、眼鏡・眼内レンズ向けダイヤモンド工具大手の蘭Precision Tools Holding B.V.(北ブラバント州ファルケンスワールト。売上高1930万ユーロ、営業利益313万ユーロ、純資産2585万ユーロ)を完全子会社化すると発表した。

電気興業<6706>、蘇州元凱電子有限公司を第三者割当増資で子会社化

電気興業は16日、中国でアンテナや高周波誘導加熱装置などを製造・販売する蘇州元凱電子有限公司(江蘇省江蘇州市)の第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。中国でのコイルや発振機のメンテナンス体制の強化と、高周波部門のアジア圏などでのグローバル展開が狙い。取得価額は1905万人民元(約4億1900万円)で、持株比率は70%。取得予定日は2024年7月中。

買取王国<3181>、ベストバイから総合リユースショップ良品買館事業の一部とプロ工具専門店ツールマン事業を取得

買取王国は16日、ベストバイ(大阪府茨木市)が運営する総合リユースショップ良品買館事業の一部とプロ工具専門店ツールマン事業を取得すると発表した。現在、東海地方を中心に展開するリユース事業を関西地方へ拡大するのが狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2024年8月31日。

ハイブリッドテクノロジーズ<4260>、総合デジタルマーケティングを手がけるドコドアを子会社化

ハイブリッドテクノロジーズは16日、総合デジタルマーケティング事業を手がけるドコドア(新潟市。売上高3億4200万円、営業利益161万円、純資産△9390万円)の株式80%を取得し、子会社化すると発表した。新潟エリアでのエンジニア採用実績とリモート開発体制の構築による日本全国の優秀なエンジニアの採用実績の取り込みが狙い。取得価額は2億4200万円。取得予定日は2024年7月17日。

GA technologies<3491>、マーキュリーリアルテックイノベーター<5025>をTOBで子会社化

GA technologiesは16日、マーキュリーリアルテックイノベーターをTOB(株式公開買い付け)で子会社化すると発表した。両社が保有する不動産データを掛け合わせることで、中長期的な第3の収益の柱として不動産データ事業を拡大するのが狙い。マーキュリーはTOBに賛同の意見を表明するとともに、応募するか否かについては株主の判断に委ねることを決議した。TOB成立後も東証グロース市場での上場は維持する。

成友興業<9170>、産業廃棄物処理の栄興産業を子会社化

成友興業は16日、産業廃棄物処理の栄興産業(東京都江戸川区。売上高5億2000万円、営業利益5220万円、純資産9億1700万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。首都圏でのがれき類や建設汚泥・汚染土壌の中間処理事業の拡大が狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2024年9月2日。

2024年7月17日

カクヤスグループ<7686>、食品宅配の大和急送を子会社化

カクヤスグループは、運送業の大和急送(埼玉県和光市。売上高2億7900万円、営業利益△900万円、純資産2億2700万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。生鮮食品の配達ノウハウを獲得し、酒類・飲料以外の商品の取り扱いを強化する。大和急送は1995年に設立以来、食品宅配の大地(現オイシックス・ラ・大地)の生鮮食品専属業者として千葉県、埼玉県の全域と東京都の一部で宅配を受け持ってきた。取得価額は非公表。取得予定日は2024年7月31日。

2024年7月18日

SYSホールディングス<3988>、ソフト開発のSUNシステムズを子会社化

SYSホールディングスは、ソフトウエア開発のSUNシステムズ(東京都豊島区。売上高3330万円、営業利益464万円、純資産△1160万円)の株式を追加取得し、子会社化することを決めた。現在、ソフト開発子会社のオルグ(東京都豊島区)を通じて10%を出資するが、持ち株比率を100%(間接保有を含む)を引き上げる。慢性的な不足が続くIT人材を獲得し、主力とする総合情報サービス事業の成長促進につなげる狙い。SUNシステムズは2004年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2024年8月1日。

三菱ロジスネクスト<7105>、フォークリフト販売の中国子会社NIXを取引先の香港社に譲渡

三菱ロジスネクストは、フォークリフト販売の中国子会社である力至優叉車(上海)有限公司(NIX、上海市。売上高40億9000万円、営業利益△4億3700万円、純資産△15億4000万円)の全持ち分を、物流機器・部品販売の香港「弗朗斯(香港)有限公司」(FLS)に譲渡することを決めた。譲渡に先立ち、三菱ロジスネクストはNIXが行う46億円規模の増資を全額引き受け、NIXの債務超過を解消する。中国国内販売を取り巻く事業環境変化に伴う経営資源の選択と集中の一環。譲渡価額は約7億3600万円。譲渡予定日は2024年8月31日。

manaby<9222>、スタンディから山形市内の就労移行支援事業所を取得

manabyは、社会福祉関連事業を手がけるスタンディ(福島県郡山市)が運営する就労移行支援事業所「manaby山形事業所」(山形市)を取得することを決めた。東北エリアでの就労移行支援事業の拡大につなげる。manabyは就労移行支援事業のFC(フランチャイズチェーン)を展開しており、「manaby山形事業所」はその加盟店。取得対象の直近業績(2023年9月期=2023年4月開設のため、6カ月間の実績)は売上高366万円、経常損失1350万円。取得価額は1000万円。取得予定日は2024年11月1日。

ナイル<5618>、中古車販売のパティオを子会社化

ナイルは、中古車販売のパティオ(埼玉県所沢市。売上高13億5000万円、営業利益2100万円、純資産2億7400万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。中古車の仕入れ体制の強化につなげる狙い。パティオは埼玉県と東京都に計6店舗を展開し、車両調達にあたっては中古車オートオークション会場での経験・ノウハウをもとにした仕入れを強みとする。取得価額は2億3700万円。取得予定日は2024年8月1日。

カヤック<3904>、PRマーケティングのメガ・コミュニケーションズを子会社化

カヤックは、PRマーケティング事業を手がけるメガ・コミュニケーションズ(札幌市。売上高5億800万円、営業利益239万円、純資産3050万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。地方創生などのコミュニティー関連領域でのビジネス機会を広げるのが狙い。具体的には、北海道企業の海外向けブランディングや、デジタル活用によるプロモーションサービスの拡大を目指す。メガ・コミュニケーションズは2006年に創業し、民間の広告支援のほか、官公庁と連携した移住施策、企業誘致、輸出を含む海外進出支援などに取り組んできた。取得価額は非公表。取得予定日は2024年7月31日。

アルー<7043>、リーダー育成など研修サービスのクインテグラルを子会社化

アルーは、リーダー育成などの研修サービスを手がけるクインテグラル(東京都新宿区。売上高3億1100万円、営業利益400万円、純資産100万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。企業の中枢人材として期待されるハイレイヤー層に対する研修サービスを強化するのが狙い。クインテグラルは2012年設立で、米国で誕生した世界的な人材育成組織のAMA(アメリカン・マネジメント・アソシエーション)が開発した研修プログラムを提供している。取得価額は2億2500万円。取得予定日は2024年10月18日。

クラウドワークス<3900>、Web・アプリ開発のソニックムーブを子会社化

クラウドワークスは、Web・アプリ開発のソニックムーブ(東京都千代田区。売上高9億5900万円、営業利益9800万円、純資産1億7800万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。主力のエンジニア・デザイナー領域で、UI(ユーザーと製品・サービスとの接点)/UX(ユーザー体験)デザイン・要件定義をはじめ、より付加価値の高い提案が可能になる判断した。ソニックムーブは2002年設立。取得予定日は2024年7月31日。取得価額は4億4150万円。

2024年7月19日

GFA<8783>、美容脱毛サロン運営子会社のエピソワをMIT(旧ミュゼプラチナム)に譲渡

GFAは、美容脱毛サロンの運営実務を手がける子会社のエピソワ(東京都千代田区)の全保有株式33.3%を、同業のMIT(旧ミュゼプラチナム、東京都大田区)に譲渡することを決めた。エピソワはGFAが2022年10月、債権の保護を目的にヴィエリス(東京都渋谷区)から美容脱毛サロン「キレイモ」事業の一部(28店舗)を取得した際、関連会社として設立(その後、追加出資して連結子会社化)。GFAは昨年12月、「キレイモ」事業をミュゼプラチナムに譲渡したのに伴い、ミュゼ側から「キレイモ」事業の運営実務に携わってきたエピソワの株式を取得したいとの打診を受けていた。譲渡価額は1250万円。譲渡予定日は2024年7月31日。

デンキョーグループホールディングス<8144>、家電や雑貨製品開発・製造のシー・シー・ピーを子会社化

デンキョーグループホールディングスは、家電や雑貨製品の開発・製造を手がけるシー・シー・ピー(東京都台東区。売上高17億7000万円、営業利益△6200万円、純資産△6億7900万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。メーカー機能を強化し、自社オリジナル製品の拡大につなげる狙い。シー・シー・ピーは1997年設立で、「コードレス回転モップクリーナー」、「電気ちりとり」などのヒット商品を生み出している。取得価額は未確定。取得予定は2024年10月。

富士山マガジンサービス<3138>、虔十社から「翔進予備校」などの塾事業を取得

富士山マガジンサービスは傘下のしょうわ出版(東京都渋谷区)を通じて、虔十社(横浜市)から「翔進予備校」などの塾事業を取得することを決めた。教育事業の領域拡大の一環。虔十社は医系学部や、早慶などの難関大の受験生を対象に主に理数系科目の集団授業、個別指導塾を運営している。当該事業の直近業績は売上高6045万円、営業損失885万円。取得価額は2000万円。取得予定日は2024年7月26日。

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