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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2023年10月16日〜2023年10月20日)

2023-10-21

2023年10月16日

ヨシタケ<6488>、バルブ・ポンプ販売のシンガポールAccess Professionalを子会社化

ヨシタケは、バルブ・ポンプ販売のシンガポールAccess Professional Singapore Pte. Ltd.(売上高8億4900万円、営業利益6440万円、純資産3億6000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ASEAN(東南アジア諸国連合)域内での営業活動の強化が狙い。Access Professionalは1997年設立で、ベトナムにも拠点(子会社)を持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月24日。

オウケイウェイヴ<3808>、システム開発のマレーシア子会社OK BLOCKCHAIN CENTREを現地社に譲渡

オウケイウェイヴは、システム開発のマレーシア子会社OK BLOCKCHAIN CENTRE SDN. BHD.(OBC、ジョホール州。売上高2020万円、営業利益△1億4200万円、純資産△1億円)の全株式を、M&Aアドバイザリー業務などを手がける同国LIKEARISINGSUN SDN. BHD.(クアラルンプール)に譲渡することを決めた。子会社整理を含めたグループ再編の一環。OBCをめぐっては5月末にITサービスの日本企業に譲渡する予定だったが、最終的な条件が整わず、中止した経緯がある。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年11月30日。

ランドビジネス<8944>、婦人服縫製のサンクを子会社化

ランドビジネスは、婦人服縫製のサンク(福島市。売上高9010万円、営業利益△1030万円、純資産4070万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ランドビジネスは今年末、東京・銀座に高級婦人服を取り扱う服飾専門店の開店を予定しており、かねて婦人服縫製事業への参入を検討してきた。サンクは1985年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年12月1日。

ナカニシ<7716>、歯科用器具メーカーの中国「桂林市鋭鋒医療器械」を子会社化

ナカニシは中国の傘下企業を通じて、歯科用器具メーカーの桂林市鋭鋒医療器械有限公司(広西チワン族自治区桂林市)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。中国での事業拡大が狙い。桂林市锐锋医疗器械は2017年に創業し、歯石除去に使われる超音波スケーラーなどを主力製品とする。取得価額は非公表。取得予定日は2023年11月30日。

日本ホスピスホールディングス<7061>、セコム<9735>傘下のアライブメディケアから有料老人ホーム「アライブ杉並松庵」事業を承継

日本ホスピスホールディングスは在宅ホスピス事業子会社のファミリー・ホスピス(東京都千代田区)を通じて、アライブメディケア(東京都渋谷区)が経営する有料老人ホーム「アライブ杉並松庵」事業を承継することを決めた。ホスピス事業の強化の一環。日本ホスピスホールディングスのホスピス住宅機能・ノウハウを追加し、ホームへの入居対象者を末期がん患者や難病患者まで広げる。取得価額は非公表。取得予定は2023年12月。

2023年10月17日

ERIホールディングス<6083>、建設コンサルタントのアジアコンサルタントを子会社化

ERIホールディングスは、三重県を地盤とする建設コンサルタントのアジアコンサルタント(三重県松阪市。売上高2億200万円、純資産2億円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。近畿地方における土木インフラ関連事業の体制強化の一環。アジアコンサルタントは2004年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月31日。

共栄セキュリティーサービス<7058>、警備業のセキュリティを子会社化

共栄セキュリティーサービスは、警備業のセキュリティ(埼玉県所沢市。売上高5億8200万円、営業利益2100万円、純資産△1400万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。セキュリティは1988年設立で、施設警備や交通誘導警備などの人的警備を手がけている。人員数とエリア補完体制を拡充し、スケールメリットによる利益創出につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月26日。

中本パックス<7811>、食品包装用フィルムメーカーのMICS化学<7899>をTOBなどで完全子会社化

中本パックスは17日、東証スタンダード市場上場で食品用包装プラスチックフィルム製造のMICS化学をTOB(株式公開買い付け)などで完全子会社化すると発表した。MICS化学の筆頭株主である不動産・資産管理企業の盛田エンタプライズ(名古屋市)が保有する全株式49.42%をTOBで取得した後、残る株式を株式交換の手続きを通じて2024年2月1日付で取得する。中本パックスはグラビア印刷やラミネート加工による食品容器事業を主力としており、さまざまな相互補完が見込めると判断した。

ハイアス・アンド・カンパニー<6192>、「ニンジャ☆パーク」運営のゴールドエッグスを子会社化

ハイアス・アンド・カンパニーは、スポーツ型アミューズメント施設「ニンジャ☆パーク」を運営するゴールドエッグス(東京都港区。売上高4億8200万円、営業利益6300万円、純資産3400万円)の全株式を取得し、子会社化した。ゴールドエッグスの主要顧客は戸建て住宅の購入を検討する家族世帯であることから、ハイアスが主力とする住関連サービス事業との相乗効果が見込めると判断した。取得価額は3億7600万円。取得日は2023年10月17日。

2023年10月18日

中部飼料<2053>、配合飼料製造子会社のみらい飼料を伊藤忠飼料に譲渡

中部飼料は、配合飼料の製造子会社であるみらい飼料(名古屋市。売上高250億円、営業利益2100万円、純資産3億3100万円)の株式2%を、合弁相手の伊藤忠飼料(東京都江東区)に譲渡することを決めた。これに伴い、みらい飼料の出資構成は伊藤忠飼料51%、中部飼料49%となり、中部飼料の連結子会社から外れる。中部飼料と伊藤忠飼料は2021年5月に資本提携を解消し、出資構成の変更は既定路線となっていた。譲渡価額は600万円。譲渡予定日は2024年1月1日。

RPAホールディングス<6572>、ディレクトのシステムソリューション事業の一部を譲渡

RPAホールディングスは、ITコンサルティング子会社のディレクト(東京都港区)が手がけるシステムソリューション事業の一部を譲渡することを決めた。グループの事業ポートフォリオ見直しの一環。譲渡先は非公表としている。当該事業の直近業績は売上高5000万円、経常赤字3100万円。譲渡価額は3500万円。譲渡予定は2023年10月下旬。

2023年10月19日

セグエグループ<3968>、ネットワーク構築・運用のタイFirst One Systemsを子会社化

セグエグループは、通信ネットワーク構築・運用のタイFirst One Systems Co., Ltd.(バンコク。売上高9億5900万円、税引き前利益2億1300万円、純資産3億5400万円)の株式60%を取得し、子会社化することを決めた。ASEAN(東南アジア諸国連合)での事業展開の加速が狙い。セグエは昨年12月にタイのセキュリティー製品販売のISS Resolution, Ltd.(バンコク)を子会社化したのに続く海外M&Aの第二弾となる。取得価額は非公表。取得予定は2024年1月。

リンテック<7966>、ラベル用粘着製品の裁断加工を手がけるインドネシア Multiyasa Swadayaを子会社化

リンテックはシンガポールにある海外統括会社を通じて、ラベル用粘着製品の裁断加工を手がけるインドネシアPT Multiyasa Swadaya(ジャカルタ。売上高25億6000万円、営業利益△1800万円、純資産7億8200万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。リンテックはインドネシアでラベル用粘着紙・粘着フィルムを製造販売しているが、新たな裁断加工機能を持つことで現地でのシェア拡大につなげる。取得価額は11億2700万円。取得予定は2024年1月中旬。

マイネット<3928>、コンサルティング業務のDigonを子会社化

マイネットは、コンサルティング業務のDigon(東京都港区。売上高5億5400万円、営業利益1億1000万円、純資産2億1200万円)の株式70%を取得し、19日付で子会社化した。新規事業領域への進出の一環。マイネットはゲームタイトルの買い取り・運営を主力事業とするが、ゲーム業界外の異業種の取り込みにも力を入れている。Digonは2018年設立で、人材派遣業も手がける。取得価額は非公表。

2023年10月20日

Abalance<3856>、広島県内で太陽光発電事業を手がけるサンシャインティーズを子会社化

Abalanceは傘下企業を通じて、太陽光発電事業を手がけるサンシャインティーズ(広島県安芸高田市。売上高4040万円、営業利益1300万円、純資産2220万円)の全株式を取得し、20日付で子会社化した。ストック型ビジネス推進の一環。サンシャインティーズは2013年設立で、広島県内で運営する太陽光発電所の年間発電量は一般家庭の約193世帯分の消費電力に相当する912メガワット時という。取得価額は非公表。

クラウディアホールディングス<3607>、和装婚礼衣装製造・販売の二条丸八を子会社化

クラウディアホールディングスは、和装婚礼衣装を製造・販売する二条丸八(京都府木津川市。売上高7億400万円、営業利益1300万円、純資産4億5200万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。収益基盤の強化が狙い。クラウディアはウェディングドレスの製造・卸売事業を主力とするが、近年、和装衣装での挙式需要が高まっているのに対応し、「総合ブライダル企業」としての存在感向上につなげる。二条丸八は1960年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年11月1日。

ヴィッツ<4440>、ソフト開発のイーガーを子会社化

ヴィッツは、ソフトウエア開発のイーガー(大阪市。売上高1億6200万円、営業利益△542万円、純資産△4880万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。主力のソフト開発事業の収益基盤の強化の一環で、エンジニア人材不足の解消にも寄与すると判断した。イーガーは現在、債務超過状態に陥っているが、事業内容やこれまでの取引実績などを高く評価したという。イーガーは1994年に設立。取得価額は600円。取得予定日は2023年12月1日。

イオンフィナンシャルサービス<8570>、個人ローンのベトナムPost and Telecommunication Financeを子会社化

イオンフィナンシャルサービスは、個人向けローン事業のベトナムPost and Telecommunication Finance Company Limited(PTF、ハノイ。売上高41億2000万円、純資産45億6000万円、総資産386億円)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。ベトナムでは2008年にホーチミンに子会社を設立し、家電や二輪車、家具などの割賦販売を手がけてきたが、新たに個人ローンをサービスメニューに加え、現地での事業拡大につなげる。PTFは1998年に設立。取得価額は約262億円。取得予定は2024年中。

JVCケンウッド<6632>、自動車向けナビゲーションシステム・オーディオ製品の中国子会社SKEを現地社にを譲渡

JVCケンウッドは、自動車向けナビゲーションシステムやオーディオ製品を生産する中国子会社Shanghai Kenwood Electronics Co., Ltd.(SKE、上海市。売上高142億円、営業利益5億1900万円、純資産39億7000万円)の全株式を、中国企業に譲渡すると発表した。生産拠点の最適化の一環で、SKEはすでに9月末に事業活動を終了した。譲渡先の具体的な社名や、譲渡価額、譲渡予定日は非公表。SKEの設立は1994年。

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