GENDAは、プライズゲーム(景品を獲得することを目的としたアーケードゲーム)向けに景品の卸売事業を手がけるアレスカンパニー(千葉県松戸市。売上高1億3500万円、営業利益△2000万円、純資産1億900万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。アミューズメント施設における景品調達の拡充などにつなげる。アレスカンパニーは1999年に設立。取得価額は非公表。取得予定は2023年10月下旬。
フルキャストホールディングスは、求人検索アプリを開発・運営するインプリ(東京都新宿区)を傘下に持つAppX(東京都千代田区。売上高6億3200万円、営業利益2億9100万円、純資産10億7000万円=インプリとの単純合算)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。傘下で人材派遣・業務請負を主力とするフルキャスト(東京都品川区)との相互送客などを通じて顧客基盤の拡大につなげる。取得価額は26億7500万円。取得予定日は2023年10月27日。
大東建託は、建設業のシマ(大阪市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。非住宅や公共事業分野への事業領域拡大が狙い。シマは1969年設立で、関西圏を中心に物流施設、福祉施設、公営住宅などの建築事業を主力とする。取得価額は非公表。取得予定日は2023年11月30日。
メディアスホールディングスは、医療機器販売のマコト医科精機(山梨県中央市。売上高71億円、営業利益5200万円、純資産5億3600万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。メディアスは2023年4月にマコト医科精機と業務提携していた。子会社化による一体的な事業展開を実現し、山梨県内でのシェア拡大、商品調達力の強化につなげる。取得価額は未確定。取得予定は2024年2月。
ポーターズは、オフショア(海外)ソフトウエア開発のatB(東京都渋谷区。売上高3030万円、営業利益△31万円、純資産2万9000円)の株式50.9%を第三者割当増資引き受けなどで取得し、子会社化することを決めた。グループにおける開発体制の強化などが狙い。atBは2019年設立で、バングラデシュにスマートフォンなどモバイル向けソフト開発子会社を持つほか、同国でインターネット求人媒体事業を手がけている。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月26日。
SHIFTは傘下企業を通じて、システム開発のネットワールド(東京都千代田区。売上高6億7500万円、営業利益5400万円、純資産1億7300万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。エンジニア人材の獲得などを通じて、ITコンサルティング、ソフトウエア開発・テスト需要の増加に対応する。ネットワールドは1997年設立で、セキュリティー対策サービス「Web改ざん検知サービス/WebS@T」などを展開している。取得価額は非公表。取得予定日は2024年2月1日。
TOKAIホールディングスは傘下の東海ガス(静岡県焼津市)について、静岡県掛川市が設置するキャンプ場「森の都ならここの里」の事業譲渡先候補者に選ばれたと発表した。今後、掛川市と諸条件について協議に入り、2024年4月の取得を目指す。
メドレーは、エイチーム傘下のエイチームウェルネス(名古屋市)が運営する女性向け生理予測・体調管理アプリ「Lalune(ラルーン)」事業を会社分割の手続きを通じて取得することを決めた。医療ヘルスケア領域での事業成長と事業機会の拡大が狙い。メドレーはオンライン診察アプリ「CLINICS」を展開しており、累計利用者867万人超(2023年9月時点)の「Lalune」事業との相乗効果を見込む。当該事業の直近売上高は2億7700万円。取得価額は5億円。取得予定日は2024年2月1日。
ティアは、葬祭事業の八光殿(大阪府八尾市)、東海典礼(愛知県豊川市)をそれぞれ傘下に置く持ち株会社2社の全株式を取得し、子会社化することを決めた。地盤である名古屋エリアでのドミナント(地域集中出店)戦略を推し進めるとともに、関西圏での事業基盤を強化する狙い。取得価額は73億400万円。取得予定日は2023年11月20日。
アジャイルメディア・ネットワークは、PINES(大阪府吹田市)から動画投稿などを行うVTuberと企業を結び付けるインフルエンサーマーケティング事業「Attend me」を取得することを決めた。アジャイルが主力とするファンの育成・活性化を目的としたマーケティングコミュニケーション支援事業との相乗効果を見込む。当該事業の直近業績は売上高1300万円、経常利益468万円。取得価額は1億2000万円。取得予定は2023年12月。
ココペリは、システム開発のキー・ポイント(神戸市。売上高2億1400万円、営業利益700万円、純資産500万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援の充実が狙い。ココペリが運営する中小企業DXプラットフォーム「Big Advance」を通じて、キー・ポイントが開発した各種Webサービスを提供する。取得価額は非公表。取得予定日は2023年11月1日。
サークレイスは、システム開発のFTL(神奈川県藤沢市。売上高1億6600万円、営業利益5880万円、純資産1億7200万円)の全株式を取得し、26日付で子会社化した。ITコンサルティング事業でのサービス領域拡大や技術力強化につなげる。FTLは2013年設立で、クラウドサービスにおける高速・高品質なシステム開発を強みとする。取得価額は非公表。
テリロジーホールディングスは、ソフトウエア開発のエフェステップ(東京都千代田区。売上高6900万円、営業利益△200万円、純資産1億4000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。エンジニア人材などを獲得し、システム開発の新規案件対応や顧客サポートの体制強化につなげる。エフェステップは2001年設立で、一次下請けとして大手製造業を主要顧客とし、ソフト開発・保守を手がけている。取得価額は8000万円。取得予定日は2023年10月31日。
朝日放送グループホールディングスは傘下企業を通じて、CG(コンピューターグラフィックス)映像制作会社のCGCGスタジオ(沖縄県沖縄市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。アニメ事業の強化につなげる狙い。CGCGは2003年設立で、スタジオを沖縄県のほかに東京都内に持つ。取得価額は非公表。取得予定は2023年12月頃という。
アマナは、ビジュアル制作事業子会社のアマナフォトグラフィ(東京都品川区)の撮影スタジオ・動画機材レンタル事業を、同社社長の深作一夫氏が設立したPORT(東京都港区)に譲渡することを決めた。収益構造の改善に向けた経営資源配分の最適化の一環。アマナグラフィティ社長の深作氏は11月上旬に退任する予定。当該事業の直近売上高は8000万円。譲渡価額は1300万円。譲渡予定日は2023年12月1日。
リミックスポイントは、医療・福祉分野に特化したコンサルティング事業を手がけるゼロメディカル(東京都目黒区。売上高11億9000万円、営業利益6400万円、純資産1億900万円)を株式交換で完全子会社化することを決めた。新たな収益獲得の機会創出につなげる狙いという。リミックスポイントは省エネ支援サービスや環境改善マネジメント、BCP(事業継続計画)対策などのコンサルティング事業を展開している。ゼロメディカルの1株につき、リミックスポイントの2031.25株と46万8750円を割り当て交付する。このうち金銭の取得対価は3億7500万円。取得予定日は2023年12月1日。
シミックホールディングスは、非臨床薬効薬理試験受託の浜松ファーマリサーチ(浜松市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。国内外でニーズが高まっているサルを用いた創薬候補物質の安全性を評価する創薬支援サービスの強化につなげる。浜松ファーマリサーチは2005年設立で、サルのオリジナル病態モデルを利用した創薬初期段階の支援を主力としている。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月31日。
大末建設は、土木工事の神島組(兵庫県西宮市。売上高9億4400万円、営業利益5億1500万円、純資産19億2000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。土木事業に再参入するのが目的。神島組は1952年設立で、「割岩」と呼ばれる特殊土木領域で独自工法を持ち、豊富な工事実績を積み重ねている。取得価額は48億円。取得予定日は2023年11月7日。
AREホールディングスは26日、産業廃棄物処理子会社のジャパンウェイスト(神戸市)を、国内投資ファンドのJ‐STAR(東京都千代田区)系列で複数の産業廃棄物処理会社を傘下に置くレナタス(東京都千代田区)と統合することで合意したと発表した。レナタスを完全親会社、ジャパンウェイストを完全子会社とするとする株式交換を2024年3月末に実施する。AREホールディングスは新設会社を通じて株式交換後のレナタスの株式32%を保有したうえで、AREの東浦知哉社長がレナタスの会長に、ジャパンウェイストの中西広幸社長がレナタスの取締役に就く予定。
RIZAPグループは傘下の高級木造分譲住宅メーカー、創建ホームズ(東京都杉並区。売上高62億2000万円、営業利益3億800万円、純資産42億6000万円)の全株式を、不動産分譲事業のモリモト(東京都千代田区)に譲渡することを決めた。グループにおける経営資源の選択と集中の一環で、新たな経営の柱として育成中のコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」事業の成長に向けて投資資金を確保することなどが狙い。譲渡価額は41億5000万円。譲渡予定日は2023年11月28日。
フリーは、エン・ジャパンからフリーランス管理ツール「pasture」事業を会社分割により取得することを決めた。フリーが提供する統合型クラウドERP(基幹業務システム)における下請法(下請代金支払遅延等防止法)や2024年秋をめどに施行予定のフリーランス新法を中心とした法令対応の強化を目指す。取得価額は9億4000万円。取得予定日は2023年12月12日。
アドベンチャーは、インバウンド(訪日客)の手配や各種旅行予約などランドオペレーター事業を手がけるアヤベックス(京都府綾部市。売上高1億600万円、経常利益△1600万円、純資産△1億3800万円)の全株式を取得し、27日付で子会社化した。インバウンド需要の急速な回復・拡大を見込み、両社間でホテル仕入れの相互補完などを進める。アヤベックスは2013年に設立。取得価額は5億621万円。
富士変速機は、東光高岳からサーボモーター事業を取得することを決めた。主力の減速機事業を今後も拡大するためには既存事業との相乗効果が見込めるサーボモーター事業を取り込むことが有効と判断した。減速機をめぐっては近年、生産・物流現場の自動化用途に需要が旺盛という。対象事業の直近売上高は2億5900万円。取得価額は未確定。取得予定日は2024年1月1日。