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M&A速報

1週間のM&Aニュースまとめ(2021年4月12日〜2021年4月16日)

2021-04-17

2021年4月12日

インスペック<6656>、プリント基板用フォトプリンター製造のスイス子会社First EIEを経営陣に譲渡

インスペックは、プリント基板用フォトプロッターや直描露光機を製造・販売するスイス子会社のFirst EIE SA(売上高3億5500万円、営業利益△5970万円、純資産8560万円)の保有全株式89%を、同社CEO(最高経営責任者)のGregory Stoeckli氏に12日付で譲渡した。譲渡価額は52万6000円。

タカラレーベン<8897>、小規模太陽光発電施設開発のACAクリーンエナジーを子会社化

タカラレーベンは、小規模太陽光発電施設の企画・開発などを手がけるACAクリーンエナジー(東京都中央区。売上高10億円、営業利益△2億2900万円、純資産5億8800万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。再生可能エネルギー発電事業の強化につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2021年4月13日。

朝日インテック<7747>、医療機器設計開発の受託を手がける米Rev. 1 Engineeringを子会社化

朝日インテックは医療機器の設計開発に関する受託を手がける米国Rev.1 Engineering, Inc.(カリフォルニア州。売上高6億1300万円、営業利益2億1500万円、純資産2億2500万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。米国におけるOEM(相手先ブランド生産)事業の拡大が目的。Rev.1は2009年設立で、最先端のカテーテルなど幅広いインターベンション(血管内カテーテル治療)製品の設計開発にノウハウと強みを持つ。取得価額は29億1600万円。取得予定日は2021年7月1日。

朝日インテック<7747>、センサー付きガイドワイヤー研究開発の米Pathways Medicalを子会社化

朝日インテックは、薄膜電気導通体技術を用いたセンサー付きガイドワイヤーの研究開発に取り組む米国Pathways Medical Corporation(デラウェア州。売上高-、営業利益-、純資産13億2000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。Pathways Medicalは2020年3月に設立。同社の技術を用いることで、ガイドワイヤーやカテーテルなどの細く曲率を持った表面に薄く均一な膜を積層できるなど、設計上の制約が少ない電気配線を実現できるという。取得価額は24億4400万円。一定の条件達成に応じて2023年7月までに最大7億4400万円の追加支払いが発生する。取得予定日は2021年7月1日。

朝日インテック<7747>、イタリア販売代理店のKARDIAを子会社化

朝日インテックは、循環器系・末梢血管系などの血管用カテーテル治療製品のイタリア販売代理店であるKARDIA S.R.L(ミラノ。売上高24億1000万円、営業利益6億800万円、純資産13億円)の持ち分70%を取得し、子会社化することを決めた。イタリア市場で直販体制を整える狙い。取得価額は36億1600万円。一定の条件達成に応じて2026年7月までに最大15億5000万円の追加支払いが発生する。取得予定日は2021年7月1日。

KLab<3656>、カジュアルゲーム開発のグローバルギアを子会社化

KLabは、スマートフォン向けカジュアルゲーム開発のグローバルギア(福岡市、売上高5億800万円、営業利益2億1100万円、純資産6億2000万円)の全株式を取得し12日付で子会社化した。カジュアルゲームの事業成長を加速させるのが狙い。取得価額は非公表。

2021年4月14日

くふうカンパニー<4399>、住宅関連コンサルティングのハイアス・アンド・カンパニー<6192>をTOBで子会社化

くふうカンパニーは14日、住宅関連コンサルティングのハイアス・アンド・カンパニーに対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化すると発表した。ハイアス旧経営陣である濱村聖一元社長ら共同創業者3氏が保有する全株式24.62%を含めて54.01%の取得を目指す。買付代金は17億3900万円。TOB成立後に第三者割当増資を引き受けるため、希薄化後の所有割合は50.1%となる見通し。不正会計問題を受け、旧経営陣の経営責任を問われているハイアスはTOBに賛同している。ハイアスの東証マザース上場は維持される。

フジプレアム<4237>、液晶関連装置メーカー飯沼ゲージ製作所を子会社化

フジプレアムは、液晶ディスプレー製造用装置メーカーの飯沼ゲージ製作所(長野県茅野市。売上高16億5000万円、営業利益△2億8700万円、純資産35億6000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。液晶関連装置の品ぞろえが加わることで、主力の貼合加工事業の付加価値向上とともに、搬送系を中心とするメカトロニクス事業における顧客ニーズに幅広く対応する。取得価額は非公表。取得予定日は2021年4月28日。

ノーリツ鋼機<7744>、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン開発の米JLabを子会社化

ノーリツ鋼機は、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンなどのパーソナルオーディオ関連製品開発の米国PEAG, LLC dba JLab Audio(JLab、カリフォルニア州。売上高198億円、営業利益36億5000万円)の全持ち分を取得し子会社化することを決めた。取得価額は350億円。ノーリツ鋼機は2020年4月にDJ・クラブ機器大手のAlphaTheta(旧Pioneer DJ。横浜市)を今回とほぼ同額の約350億円で子会社化しており、これに伴い、周辺事業の強化策として新たなM&Aを模索していた。取得予定日は2021年5月10日。

日本創発グループ<7814>、印刷物・資料作成のアド・クレールを子会社化

日本創発グループは、印刷物・資料作成などのアド・クレール(東京都千代田区。売上高1億4800万円、営業利益100万円、純資産3800万円)を株式交換により子会社化することを決めた。印刷関連サービス事業の付加価値向上の一環。アド・クレールは1978年に写植版下制作会社として創業した。

2021年4月15日

アウトソーシング<2427>、米軍施設向け電気通信工事のグアムCalifornia Pacific Technical Servicesを子会社化

アウトソーシングは米国子会社のアメリカンエンジニアコーポレイション(AEC、デラウェア州)を通じて、グアム地域で米軍向けなどに電気通信工事を手がけるCalifornia Pacific Technical Services LLC(CalPac、米国グアム)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。AECは日本国内の米軍施設を中心に空調・電気工事や建物・設備の改修などを展開している。CalPacを傘下に取り込むことで、ゆくゆくは米本土の米軍施設への本格参入も視野に入れる。取得価額は非公表。取得予定日は2021年5月1日。

日本商業開発<3252>、マーキュリアインベストメント傘下で不動産賃貸事業のツノダを子会社化

日本商業開発は、マーキュリアインベストメント傘下で不動産賃貸事業のツノダ(愛知県小牧市。売上高3億8900万円、営業利益2億9400万円、純資産7900万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。ツノダが所有する愛知県内や岐阜県内の不動産の取得が狙い。日本商業開発は事業用定期借地権を利用した不動産投資事業を手がけ、建物を建てず土地のみに投資し、土地を賃貸することで安定的な収益を長期にわたって確保するビジネスモデルを展開している。取得価額は非公表。取得予定日は2021年5月31日。

インフォネット<4444>、博展<2173>傘下でWebサイト構築のアイアクトを子会社化

インフォネットは博展傘下でWebサイト構築などを手がけるアイアクト(東京都中央区。売上高6億9900万円、営業利益9900万円、純資産2億1000万円)の全株式を取得することを決めた。Webマーケティングサービスの強化などにつなげる。取得価額は6億7400万円。取得予定日は2021年4月30日。

メディカルネット<3645>、レッツエンジョイ東京から「Let’s BEAUTY」事業を取得

メディカルネットは、レッツエンジョイ東京(東京都千代田区)が運営する美容・エステに関するサイト「Let’s BEAUTY」事業を会社分割により取得することを決めた。メディカルネットは歯科・美容など専門領域のサイト運営を主力としている。取得予定日は2021年6月1日。対価として株式や金銭の割り当ては行わない。

GA technologies<3491>、資産運用アドバイザリー事業のパートナーズを子会社化

GA technologiesは、資産運用に関するアドバイザリー事業を手がけるパートナーズ(東京都品川区。売上高43億9000万円、営業利益1億2600万円、純資産3億5100万円)の株式50.5%を取得し、子会社化することを決めた。GAは不動産総合プラットフォーム「RENOSY」を通じ、中古不動産の売買を中心に各種サービスを提供する。パートナーズの事業と親和性が高く、相乗効果が見込めると判断した。

廣済堂<7868>、物流倉庫業向け人材派遣のエヌティとNeoを子会社化

廣済堂は、エヌティ(埼玉県鴻巣市。売上高8億3100万円、営業利益3500万円、純資産9200万円)、Neo(同。売上高2億6600万円、営業利益1000万円、純資産4300万円)の人材派遣2社の全株式を取得し。子会社化した。対象2社は主に物流倉庫業への人材派遣を手がける。新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要、宅配需要の高まりを受け、引き続き、堅調な業績が見込めると判断した。

2021年4月16日

フタバ産業<7241>、中国生産子会社の双叶金属制品を現地社に譲渡

フタバ産業は、情報機器部品や溶接フレームを生産する中国子会社の双叶金属制品(深圳)有限公司(売上高83億円、営業利益2億2000万円、純資産18億5000万円)の全持ち分を、現地の精密プレス部品メーカーである深圳市億和精密科技集団有限公司に譲渡することを決めた。双叶金属制品は2007年に設立したが、内外の事業環境変化などを踏まえ、事業再編することにした。譲渡価額は約9億円。譲渡予定日は2021年8月下旬。

AFC-HDアムスライフサイエンス<2927>、百貨店のさいか屋<8254>を子会社化

AFC-HDアムスライフサイエンスは、持ち分適用関連会社で百貨店のさいか屋(東証2部)を子会社化することを決めた。第三者割当増資を引き受け、さいか屋筆頭株主で創業者の浅山忠彦氏(AFC-HDアムスライフサイエンス子会社のエーエフシー会長)と合わせて現在20.98%の持ち株比率を50.35%とする。経営難にあるさいか屋の再建を支援する狙い。AFC-HDアムスライフサイエンスは健康食品の受託製造を主力とし、さいか屋とは外商ルートによる健康食品の取り扱いでかねて取引関係にある。取得価額は5億95万円。取得予定日は2021年5月26日。

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