M&A速報

1週間のM&Aニュースまとめ(2021年4月5日〜2021年4月9日)

2021-04-10

2021年4月5日

Jトラスト<8508>、JTキャピタルなど韓国金融2子会社を現地社に譲渡

Jトラストは、リース・割賦業務を手がける韓国子会社のJTキャピタル(ソウル。売上高51億5000万円、営業利益△6900万円、純資産138億円)の全株式を、現地投資会社のVI金融投資(ソウル)に譲渡することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響が広がる中、売却資金の有効活用による手元流動性の確保や収益性のバランスに配慮した事業ポートフォリオの再編が目的。譲渡価額は約114億円(1165億ウォン)。譲渡予定日は2021年6月15日。

2021年4月7日

イワキ<8095>、ペプチド原液などの製造プロセス開発を手がけるJITSUBOを子会社化

イワキは傘下企業を通じて、ペプチド原液の製造プロセス開発などを手がけるJITSUBO(横浜市)の株式を取得し子会社化することを決めた。医薬品CMC(化学・製造・品質管理)関連サービスの充実や、低分子化合物医薬から中分子化合物(ペプチド)医薬への広がりなどの相乗効果を期待している。取得価額、取得日は非公表。

新日本科学<2395>、実験動物繁殖・育成の中国子会社を現地社に譲渡

新日本科学は、アジア子会社傘下で実験動物の繁殖・育成を手がける中国の肇慶創薬生物科技有限公司(広東省肇慶市。売上高8270万円、営業利益△4150万円、純資産4億1600万円)を、同国の康龍化成(北京)新薬技術股份有限公司(北京市)に譲渡することを決めた。持ち分譲渡と第三者割当増資を通じて、新日本科学の所有割合を現在の100%から49.99%に引き下げる。康龍化成の主導による合弁運営に切り替え、リスク分散を図りながら、事業拡大を目指す。譲渡先の康龍化成は上場企業で、医薬品の研究開発サービス事業をグローバルに展開する。

米スターウッド、インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人<3298>をTOBで非上場化

米投資会社のスターウッド・キャピタル・グループは7日、国内不動産投資信託(REIT)のインベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人の全発行済み投資口の取得を目的にTOB(株式公開買い付け)を始めた。買付代金は最大約1665億円。スターウッドは新型コロナウイルス感染拡大が招いたオフィス需要に対する需要動向の構造的混乱などを踏まえ、非上場化することで長期的な価値向上に向けた資本投資施策を実行できるとしている。インベスコは後日、TOBに賛成か反対かなどの意見を公表することにしている。

2021年4月8日

クスリのアオキホールディングス<3549>、茨城県「スーパーマルモ」から食品スーパー事業を取得

クスリのアオキホールディングスは、スーパーマルモ(茨城県土浦市)から食品スーパー事業を取得することを決めた。スーパーマルモは1969年創業で、茨城県内に食品スーパー7店舗(土浦市4、つくば市2、かすみがうら市1)を運営する。茨城県内での出店強化の一環。クスリのアオキHDは北陸最大手のドラッグストアで、関東にも商圏を広げている。ドラッグストアのヘルス&ビューティーや日用品と食品スーパーならではの新鮮な食材の品ぞろえを組み合わせ、顧客利便の高い店舗づくりにつなげる。取得価額は非公表。取得日は2021年6月1日。

2021年4月9日

パワーソリューションズ<4450>、日本創発グループ<7814>傘下でシステムエンジニアリングサービスのエグゼクションを子会社化

パワーソリューションズは、日本創発グループ傘下でシステムエンジニアリングサービス事業のエグゼクション(東京都千代田区。売上高9億7400万円、営業利益400万円、純資産1億4100万円)の全株式を取得し、9日付で子会社化した。パワーソリューションズが強みとする金融機関向け業務コンサルティングやシステム受託開発の人材と、エグゼクションのクラウド基盤の人材を相互補完することで、市場・顧客ニーズへの対応力向上につなげる。取得価額は3億1800万円。

パイプドHD<3919>、インサイドセールス代行事業子会社のカレンを経営陣に譲渡

パイプドHDは、インサイドセールス(電話やメールなどによる内勤型営業)代行事業を手がける子会社のカレン(東京都千代田区。売上高2億8000万円、営業利益△700万円、純資産2300万円)の全保有株式51.41%を、同社長の藤﨑健一氏に譲渡することを決めた。デジタルマーケティング事業のグループ内企業への譲渡に伴い、昨年来、新規事業として伴走型インサイドセールス代行事業に取り組んできたが、より機動的に事業を推進するため、社長の藤﨑氏に経営を託す。譲渡価額は約1371万円。譲渡予定日は2021年4月20日。

三洋貿易<3176>、産業用合成ゴム材料製造の中国子会社「三洋東知」を現地社に譲渡

三洋貿易は、産業用合成ゴム材料を製造する中国子会社の三洋東知(上海)橡膠有限公司(上海市。売上高3億5000万円、純資産1億5300万円)の全保有株式85.9%を、現地投資コンサルティングの大連鵬成投資有限公司(遼寧省)に9日付で譲渡した。事業の選択と集中の一環。譲渡価額は非公表。

レスターホールディングス<3156>、半導体商社のPALTEK<7587>をTOBで子会社化|1株680円で

レスターホールディングスは9日、半導体商社のPALTEKに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付代金は最大74億4800万円。レスターHDは総合エレクトロニクス商社として事業規模を拡大し、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、自動運転といった技術革新への対応力を高めるととも、グローバル展開を推し進める。PALTEKはTOBに賛同しており、TOBが成立すれば、東証2部上場が廃止となる。

霞ヶ関キャピタル<3498>、「ホテル京都木屋町」保有のメゾンドツーリズム京都を子会社化

霞ヶ関キャピタルは、「ホテル京都木屋町」(75室)を保有するメゾンドツーリズム京都(京都市)の全株式を取得し子会社化することを決めた。不動産投資運用の一環。2021年夏をめどにホテルのリブランド(再構築)を予定している。取得価額は非公表。取得予定日は2021年4月28日。

TOKAIホールディングス<3167>、大規模修繕工事のマルコオ・ポーロ化工を子会社化

TOKAIホールディングスは傘下企業を通じて、庁舎やマンションなどの大規模修繕工事を手がけるマルコオ・ポーロ化工(愛知県豊田市)の全株式を取得し、9日付で子会社化した。中京エリアにおける設備工事業の対応分野の拡大、リニューアル工事の成長につなげる。マルコオ・ポーロは1992年に設立。取得価額は非公表。

地域新聞社<2164>、フリーペーパー子会社「ショッパー社」の保険代理店業務を譲渡

地域新聞社は、フリーペーパー「地域新聞ショッパー」発行子会社のショッパー社(千葉県八千代市)が手がける保険代理店業務を事業譲渡した。譲渡先は非公表。フリーペーパーの配布エリア読者に向けて保険の代理店業務を行っていたが、ショッパー社の解散に伴い、引き継ぎ先を探していた。当該事業の売上高は700万円。譲渡日は2021年3月31日。

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