クシム＜2345＞、CAICA DIGITAL＜2315＞傘下で暗号資産関連のカイカエクスチェンジホールディングスを子会社化

クシムは、CAICA DIGITAL傘下で暗号資産関連事業の持ち株会社であるカイカエクスチェンジホールディングス（堺市）の株式84.39％を取得し、子会社化することを決めた。暗号資産の企画・発行から取引所への上場支援、物流・販売までをワンストップで提供できる体制づくりにつなげる。取得価額は3万1549円。取得予定日は2023年10月31日。

クシムは2022年3月に、ブロックチェーン（分散型台帳）関連のシステム開発などを手がけるチューリンガム（東京都港区）を子会社化し、成長が見込まれる暗号資産関連ビジネスに本格的に乗り出している。

一方、カイカエクスチェンジホールディングスは暗号資産交換所「Zaif」を運営するカイカエクスチェンジ（大阪府岸和田市。売上高7億2400万円、営業利益△11億9000万円、純資産13億1000万円）、暗号資産投融資事業のカイカキャピタル（東京都港区。売上高6億2200万円、営業利益3億8800万円、純資産6億500万円）の2子会社を持つ。

「Zaif」は国内最先発として2014年4月に運営を開始。ユーザー口座数は36万口座、預かり資産は640億円（暗号資産と法定通貨の合算）、取引暗号資産は20種類で、中堅規模の暗号資産交換所とされている。