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新日本科学<2395>、実験動物繁殖・育成の中国子会社を現地社に譲渡

2021/04/07

新日本科学は、アジア子会社傘下で実験動物の繁殖・育成を手がける中国の肇慶創薬生物科技有限公司(広東省肇慶市。売上高8270万円、営業利益△4150万円、純資産4億1600万円)を、同国の康龍化成(北京)新薬技術股份有限公司(北京市)に譲渡することを決めた。持ち分譲渡と第三者割当増資を通じて、新日本科学の所有割合を現在の100%から49.99%に引き下げる。康龍化成の主導による合弁運営に切り替え、リスク分散を図りながら、事業拡大を目指す。譲渡先の康龍化成は上場企業で、医薬品の研究開発サービス事業をグローバルに展開する。

譲渡価額は非公表。譲渡予定日は4月中。

肇慶創薬生物科技は2003年設立で、18年間にわたり中国国内で実験動物の繁殖、飼育、検疫事業を展開してきた。近年は医薬品前臨床試験が活発化しているのに対応し、試験に必要とされる適正管理された実験動物の急速な需要増加を満たすことが経営課題になっていた。こうした中、米国での臨床事業の合弁パートナーだった康龍化成から、中国事業について協業の提案があったという。

新日本科学は引き続き、中国の当該施設から日本国内で行う前臨床試験に必要な実験動物を購入する権利を留保する。

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