大阪証券取引所は、株式市場のジャスダック証券取引所(東京都中央区)をTOB(株式公開買い付け)により子会社化することを決議した。所有割合で50%の取得を目指す。ジャスダック証券取引所はTOBに賛同の意見を表明している。

ジャスダックは新興市場に特化した金融商品取引所。日本のIPO(新規株式公開)件数の約4割を占めるが、一部の上場企業の不祥事などに端を発した不信感の高まりやIPO市場の冷え込みにより売買代金は低下傾向で、2008年3月期決算は営業赤字となっていた。また、取引を処理するための売買システムのコストもかさんでいた。

大阪証券取引所はジャスダックを子会社化したうえで、将来的に新興市場をグループ化して国際競争力の強化を目指す。ジャスダックの株式は筆頭株主の日本証券業協会が72万6000株(72.6%)を保有しており、少なくとも50万1000株についてはTOBに応募する意向を示している。

TOBの買付価格は1株あたり7000円。TOBの買付予定数は50万1株で、買付予定額は35億円。

公開買付期間は2008年11月19日から2008年12月17日までを予定している。