川崎製鉄とNKKが経営統合に合意した。統合により粗鋼生産量において日本国内では新日鐵住金に次いで第2位、世界では第5位の規模に。両社の統合は、日産自動車が仏ルノー傘下に入り、カルロス・ゴーン最高執行責任者(COO、当時)が調達政策を大胆に見直した「ゴーン・ショック」が引き金になったと言われる。日産は一時、供給責任がない代わりに価格の安い市中品の鉄板を調達したが、景気が戻ると市中品の供給が細り鉄板不足に悩まされた。