現在の本社はバイエルン州ミュンヘン。電信、電車、電子機器のメーカーとして発展し、現在は情報通信、交通、防衛、生産設備、家電製品、システム・ソリューション事業などを幅広く手がけている。日本にシーメンス製品が初上陸したのは幕末の1861年で、ドイツ外交使節が徳川将軍家に献上した同社製の電信機だった。近年のシーメンスは発電やガスといったエナジー事業を分社化するなど、「脱コングロマリット型のお手本」とされている。