東京電力ホールディングス<9501>と中部電力<9502>が国内の火力発電事業を前面統合する契約を結んだ。2019年度上期に両社の共同事業会社「JERA」(東京都中央区)に火力発電事業を移管、統合する。JERAは2015年4月に東電HDと中部電が折半出資で設立し、すでに燃料調達と海外事業を統合済み。福島原発事故の処理費用がのしかかる東電HDは火力発電事業の統合による収益力強化を期待している。