東京地検特捜部はニッポン放送株をめぐるインサイダー取引の疑いで村上ファンド代表の村上世彰容疑者を逮捕した。この日、同容疑者は東京証券取引所で記者会見した後に、逮捕・勾留された。村上代表は1983年通産省に入省し、1999年に退官後、ファンドを創設。株主が経営者を監視する仕組みとして、コーポレートガバナンスの意識を日本企業に植え付ける役割を果たした人物とも評価される。