北九州市が全国の自治体として初めてサーチファンドと連携協定を結んだ。サーチファンドの仕組みを活用して市内企業の事業承継を後押ししようというのがその狙いだ。関係者に北九州市への思いやビジネスの可能性などをお聞きした。
北九州市は、サーチファンドのGrowthix Capital と山口キャピタルの両社と連携協定を結び、後継者不在企業とサーチャーとのマッチング事業をスタートした。自治体がサーチファンドと連携協定を結ぶのは、これが初めてという。
8月10日、第2次岸田文雄改造内閣が発足した。新たに就任した西村康稔経済産業相は自身が主宰する研究会でM&Aの環境整備を主張した経緯もあるだけに、足元の課題である事業再編などの活性化策も求められそうだ。