JR東海は収益性の高い東海道新幹線を運営しており、JR各社の中でも最高の収益力を持つ。しかし、南海トラフ地震の被災リスクや、工事が遅延しているリニアの課題も抱えている。同社に中長期的な死角はないのか、それらの課題を克服するため必要は戦略は?
2024年8月8日に初めての「南海トラフ地震臨時情報」が発表された。中央防災会議の南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループは想定される巨大地震を「東日本大震災を超え、国難ともいえる巨大災害」と位置づけた。経済界はどう対応すればいいのか?
RTi-castは東北大学発の災害情報ベンチャー。同社CTOを兼務する越村俊一東北大災害科学国際研究所教授の研究成果を元に、国際航業やNEC、エイツーなどの民間企業との産学共同で2018年5月に設立した。目指すは高速高精度の津波被害予測だ。