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1週間のM&A速報まとめ(2024年8月19日〜2024年8月23日)

2024-08-24

2024年8月19日

JRC<6224>、発電所工事や補修・保守を手がける高橋汽罐工業を子会社化

JRCは、発電所などの各種工事や補修、保守を手がける高橋汽罐工業(横浜市。売上高18億7000万円、営業利益4億3500万円、純資産10億7000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。グループ全体のサービス提供範囲の拡大につなげる狙い。JRCは屋外用ベルトコンベヤー部品の製造を主力とするが、近年はコンベヤー搬送設備の点検・工事などのサービス領域にも力を注いでおり、その一環。取得価額は18億9400万円。取得予定日は2024年9月24日。

じげん<3679>、保険相談サービスの保険マンモスを子会社化

じげんは、保険相談サービスの保険マンモス(東京都港区。売上高8億2300万円、営業利益1100万円)の株式66%を取得し、子会社化することを決めた。じげんは転職、住まい、投資、結婚、旅行といったさまざまな分野のインターネットメディアを統合し一括検索できる「ライフサービスプラットフォーム」事業を展開しており、送客力の強化や顧客単価の向上を見込むほか、ユーザーに保険相談の機会を提供する。取得価額は6億6600万円。取得予定日は2024年8月30日。

ベルーナ<9997>、焼き肉・ステーキ店「エイジング・ビーフ」展開の新和を子会社化

ベルーナは、「エイジング・ビーフ」の名称で焼き肉店やステーキ店を経営する新和(東京都千代田区。売上高28億2000万円、当期利益2億4600万円=直近事業年度の見通し)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。外食事業の拡大が狙い。ベルーナ傘下のエルドラド(埼玉県上尾市)が食べ放題ステーキ店「銀座のステーキ」を東京都内に6店舗展開しており、共同仕入れによる収益性の向上や人材交流を通じて相乗効果を見込む。取得価額は非公表。取得予定日は2024年9月6日。

2024年8月20日

GMOメディア<6180>、教室・講師運営を支援する「趣味なび」を子会社化

GMOメディアは20日、教室・講師運営支援を手がける趣味なび(東京都港区。売上高6200万円、営業利益△3100万円、純資産△4000万円)の株式75.1%を取得し、子会社化すると発表した。2022年に立ち上げたオンラインスクール向けプラットフォーム「コエテコカレッジbyGMO」のコンテンツを充実させるのが狙い。取得価額は2億700万円。取得予定日は2024年10月31日。

タナベコンサルティンググループ<9644>、女性の活躍を支援するコンサルSurpassを子会社化

タナベコンサルティンググループは20日、女性の視点を活かした業務プロセスコンサルティングや女性マネージャー育成プログラムなどを手がけるSurpass(東京都品川区。売上高9億8700万円)の株式60%を取得し、子会社化すると発表した。女性活躍推進、人材育成、キャリアデザインといった組織開発コンサルティング領域の強化が狙い。取得価額、取得予定日は非公表。

2024年8月21日

倉元製作所<5216>、業務用清掃ロボット開発・販売のアイウイズロボティクスを子会社化

倉元製作所は、業務用掃除ロボット開発・販売のアイウイズロボティクス(東京都品川区。売上高3億2600万円、営業利益2150万円、純資産2150万円)を株式交換により子会社化することを決めた。本社・若柳工場(宮城県栗原市)と花泉工場(岩手県一関市)にある遊休生産スペースの活用や、成長が期待される業務用掃除ロボット事業への参入による多角化に寄与すると判断した。株式交換比率は未確定。取得予定日は2024年11月1日。

菊池製作所<3444>、センサー開発子会社で東北大学発ベンチャーの仙台スマートマシーンズを同社社長に譲渡

菊池製作所は、振動系センサー開発子会社で東北大学発ベンチャーの仙台スマートマシーンズ(仙台市。売上高116万円、営業利益△4410万円、純資産△669万円)の全保有株式75.8%を、同社社長の桑野博喜氏に譲渡することを決めた。保有資産の見直しを進める中で、桑野社長から株式の買い取りの申し出があったという。仙台スマートマシーンズは2016年、東北大教授の桑野氏が開発した自立型振動発電デバイスなどの量産化を目的に、菊池製作所や東北大学ベンチャーパートナーズ(仙台市)などが出資して設立。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年8月22日。

日本たばこ産業<2914>、米国たばこ4位のベクター・グループを子会社化

日本たばこ産業(JT)は21日、米国第4位のたばこ会社であるベクター・グループ(フロリダ州。売上高2080億円、営業利益479億円)を約24億ドル(約3780億円)で子会社化すると発表した。米国に設立する買収目的会社がTOB(株式公開買い付け)を実施し、全株式を取得する。世界第2位(金額ベース)の米国たばこ市場でJTのシェアは2.3%から約8%に拡大し、同国たばこブランドの上位10ブランドのうち2ブランドを保有することになるという。2024年12月期中の買収完了を見込む。

2024年8月23日

トーカロ<3433>、精密部品製造の寺田工作所を子会社化

トーカロは、工作機械やモーター用の精密部品を製造する寺田工作所(福岡県中間市。売上高4億800万円、営業利益9200万円、純資産4億6900万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。寺田工作所が培ってきた機械加工技術を取り込み、主力とする表面改質サービスの付加価値向上につなげる。寺田工作所は1986年設立。取得価額は8億円。取得予定日は2024年8月26日。

ナイス<8089>、サッシやエクステリアなど住宅建材販売・施工のセレックスホールディングスを子会社化

ナイスは、サッシやエクステリアなど住宅建材の販売・施工を手がけるセレックスホールディングス(名古屋市。売上高188億円、営業利益10億1000万円、純資産78億5000万円)の株式85.5%を取得し、子会社化することを決めた。中京圏での販売拡大や、建材・住宅設備機器の取り扱い商材の拡充が狙い。セレックスホールディングスは持ち株会社で、傘下に事業会社のセレックス(同)を置く。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月1日。

コクヨ<7984>、富士通<6702>傘下の富士通コワーコから法人向けサプライ事業を取得

コクヨはオフィス用品の通販子会社であるカウネット(東京都港区)を通じて、富士通傘下の富士通コワーコ(川崎市)から法人向けサプライ(オフィス用品)事業を取得することを決めた。法人向けオフィス用品の需要が膨らむ中、提供商材の拡大など相乗効果が見込めると判断した。富士通コワーコは1982年設立で、プリンタートナー、パソコン周辺機器、事務用品などの富士通純正品を中心に、法人向けにオフィス用品を販売している。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月1日。

コマツ<6301>、建設・鉱山機械販売のマレーシアUMW Komatsu Heavy Equipmentを子会社化

コマツは、建設・鉱山機械販売を手がけるマレーシアUMW Komatsu Heavy Equipment Sdn. Bhd.(UKHE、クアラルンプール。売上高245億円、営業利益25億8000万円、純資産147億円)の株式を追加取得し、子会社化することを決めた。合弁相手の現地企業が保有する全株式74%を引き取り、持ち株比率を100%とする。東南アジアとパプアニューギニア地域における建設・鉱山機械事業の持続的な成長を促すうえで完全子会社化が望ましいと判断した。取得価額は非公表。取得予定は2024年10月。

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