東京ソワールは、女性向けファッションEC(電子商取引)サイトと実店舗を運営するキャナルジーン(神戸市。売上高13億9000万円、営業利益4020万円、純資産3億800万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。キャナルジーンは1989年設立で、SNSを活用した積極的な情報発信により20-40代の幅広い世代から支持を得ている。東京ソワールは同社を傘下に迎え、キッチン雑貨やファッション雑貨を扱うライフスタイル事業を強化する。取得価額は非公表。取得予定日は2024年4月23日。
ニッソウは、注文・建売住宅の建設・販売を手がける平成ハウジング(栃木県那須塩原市。売上高5億100万円、営業利益1440万円、純資産5590万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ニッソウは5月1日に宮城県に東北営業所を開設予定。本社所在地の東京都との中間地点にある平成ハウジングを傘下に迎えて、関東・東北地方エリアでの事業拡大を図る。平成ハウジングは1991年設立。取得価額は非公表。取得予定は2024年8月中。
アイビスホールディングスは、障害者向けグループホームを運営するICS名古屋(名古屋市。売上高3560万円、営業利益820万円、純資産597万円)の全株式を、同社代表取締役の濱田仁氏に譲渡することを決めた。濱田氏はグループホーム事業に加え、居宅介護事業などへの展開も検討しており、同氏への譲渡が望ましいと判断した。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年5月1日。
トゥエンティーフォーセブン(24セブン)は15日、同社の子会社化を目的に、投資会社のいなよしキャピタルパートナーズ(東京都品川区)がTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。いなよしは24セブン社長で筆頭株主の小島礼大氏が所有する58.33%のうち56%を取得する。買付代金は12億9100万円。いなよしは傘下に英会話教室大手のNOVAホールディングス(東京都品川区)を持ち、ここへきてスポーツ事業に参入しており、パーソナルトレーニングジムを展開する24セブンとの相乗効果を見込む。TOB成立後も24セブンの上場は維持される。
インフォネットは、Webサイトのブランドマーケティング支援を行うブランドデザイン(堺市。売上高7570万円、営業利益1910万円、純資産5560万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は1億6900万円。取得予定日は2024年4月18日。
パワーソリューションズは16日、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援のIT コンサルティング会社イノベーティブ・ソリューションズ(横浜市。売上高7億2500万円、営業利益7600万円、純資産1億6800万円)の株式51%を取得し、子会社化すると発表した。取得価額は3億4000万円。取得予定日は2024年4月17日。
スマレジは16日、リグア(大阪市)から接骨院向け業務ソフト「レセONEプラス」事業(売上高2億3300万円)を取得すると発表した。ニッチトップ戦略を掲げた中期経営計画「VISION2031」の下、接骨院向け業務ソフトのトップシェアを獲得するのが狙い。取得価額は1億7600万円。取得予定日は2024年5月1日。
クイックは16日、キャリタス(東京都文京区)から看護学生の就職支援を目的とするイベントや求人情報サイトを運営する「キャリタス看護事業」を取得すると発表した。クイックが運営する看護師の中途採用支援ノウハウと、キャリタス看護事業の新卒採用支援ノウハウや顧客資産を連携させることで、看護師領域サービスの成長を狙う。取得価額は非公表。取得予定日は2024年5月9日。
セラクは16日、ソフトウエア受託開発のAND Think(名古屋市。売上高1億9500万円、営業利益200万円、純資産7100万円)を完全子会社化すると発表した。エンジニアリソースと技術ナレッジの共有により、受託可能な技術領域の拡大や品質向上などを狙う。株式80%を金銭で取得し、残る20%を株式交換で取得する。取得価額は非公表。取得予定日は2024年5月7日。
コアコンセプト・テクノロジーは16日、製造業向けソフトウエア開発や技術者派遣のデジタルデザインサービス(大阪市。売上高3億1000万円、営業利益740万円、純資産4990万円)を完全子会社化すると発表した。取得価額は2億2100万円。取得予定日は2024年4月19日。
コアコンセプト・テクノロジーは16日、物流・販売システム開発を手がけるPro-X(大阪市。売上高6億1300万円、営業利益5810万円、純資産1億3600万円)を完全子会社化すると発表した。Pro-Xが得意とする倉庫在庫管理や配車管理などの物流システムや売上・販売在庫管理などの商流システムの技術やノウハウを、コアコンセプトの物流業向けDX(デジタルトランスフォーメーション)に活用するのが狙い。
ホリイフードサービスは、食品・酒類卸売りのホリイ物流(茨城県茨城町。売上高11億円、営業利益1840万円、純資産5970万円)の株式40%を追加取得し、子会社化することを決めた。現在20%の持ち株比率を60%に引き上げる。グループの収益力向上や競争力の強化につなげる狙い。ホリイ物流は2011年設立で、ホリイフードサービスの主要仕入先の一つ。取得価額は3000万円。取得予定日は2024年4月30日。
アダストリアは、ライフスタイル関連事業のウェルカム(東京都目黒区)が運営するファッション・生活雑貨ブランドの「TODAY'S SPECIAL」事業と「GEORGE'S」事業を取得することを決めた。主力のカジュアル衣料に続く経営の第2の柱である雑貨部門の事業拡大につなげる狙い。ウェルカムが当該事業を会社分割の手続きで新設子会社のトゥデイズスペシャル(東京都目黒区)に移管したうえで、トゥデイズの全株式をアダストリアが取得する。取得価額は非公表。取得予定日は2024年7月1日。
弁護士ドットコムは、デジタル事件記録ツール「弁護革命」を提供する弁護革命(京都市。売上高3290万円、営業利益△648万円、純資産△634万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。「弁護革命」は事件記録をデジタル化し、弁護士業務の生産性を向上させるツールで、2026年から民事訴訟で裁判所への書類の提出をオンラインで行うことが義務化されることなどを背景に一層の需要拡大を見込む。弁護革命は2019年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2024年5月1日。
プラッツは、ウレタンフォーム加工・販売のやまと産業(奈良県山添村。売上高10億6000万円、営業利益5200万円、純資産3億700万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。主力とする介護用電動ベッドの周辺製品にあたるマットレス分野の事業基盤を強化する狙い。やまと産業は1968年設立で、ウレタンフォーム製マットレスや枕などの寝装品を一貫生産するほか、自動車シートの中材に使われるウレタン緩衝材などの産業資材も手がける。取得価額は5億5600万円。取得予定日は2024年4月30日。
新都ホールディングスは、鉄・非鉄金属のリサイクルや廃棄物処理を手がける北山商事(長野市。売上高153億円、営業利益1億7600万円、純資産2億2000万円)の株式50.1%を株式交付の手続きで取得し、子会社化することを決めた。金属スクラップに関する輸出事業の拡大につなげる狙い。新都HDは金属スクラップの約70%を北山商事から仕入れている。取得予定日は2024年5月15日。
東北新社は、映画専門チャンネルを運営する子会社のスター・チャンネル(東京都港区。売上高11億8000万円、営業利益2100万円、純資産△17億円)の全株式を、BS(衛星放送)サービスを手がけるジャパネットブロードキャスティング(東京都中央区)に譲渡することを決めた。メディア事業再構築の一環で、事業規模を適正化して収益力の改善につなげる。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年6月1日。
GFAは、サイバーセキュリティー事業子会社のネクスト・セキュリティ(東京都港区。売上高2億5900万円、営業利益807万円、純資産△5640万円)の株式51%を、19日付で同社代表取締役の横井浩樹氏に譲渡した。サイバーセキュリティー・情報漏洩対策をめぐる競合が激しさを増す中、横井氏個人から今後の事業展開を見据えたうえで過半数の株式を保有したいとの申し出があったという。譲渡価額は800万円。ただ、GFAは当面残る49%の株式を保有し、ネクスト・セキュリティを連結子会社として扱う。
SOLIZEは、民間学童保育を運営するアフタースクール寺子屋(東京都目黒区。売上高1920万円、営業利益△1430万円、純資産△4140万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。既存株式の取得と第三者割当増資の引き受けによる。学童保育事業に新規参入するのが狙い。少子化で児童数が減少する中にあっても、女性の社会進出の増大などを背景に、学童保育施設の運営は成長が見込める分野と判断した。取得価額は3600万円。取得予定日は2024年4月26日。
システムサポートは米国子会社を通じて、ITサービス事業を手がける現地MultiNet International Inc.(ニューヨーク)の全事業を取得することを決めた。米国での事業エリアをこれまでの西海岸に加え、東海岸や中西部・南部に広げる狙い。MultiNet Internationalは1994年に設立し、日本人経営者のもとで在米日系企業や政府系機関を中心にシステム構築・運用やDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング、クラウドサービスなどを提供している。取得価額は非公表。取得予定日は2024年7月1日。
成学社は、医学部・難関大学専門予備校を運営する一会塾(川崎市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。成学社は関西を地盤に小中高生向けの「個別指導学院フリーステップ」を展開するが、首都圏開拓の一環として医学部・難関大学受験マーケットに進出する。一会塾は2013年設立で、武蔵小杉(川崎市)と恵比寿(東京都渋谷区)に2教室を持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2024年6月1日。