トゥエンティーフォーセブン(24セブン)は15日、同社の子会社化を目的に、投資会社のいなよしキャピタルパートナーズ(東京都品川区)がTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。いなよしは24セブン社長で筆頭株主の小島礼大氏が所有する58.33%のうち56%を取得する。買付代金は12億9100万円。いなよしは傘下に英会話教室大手のNOVAホールディングス(東京都品川区)を持つほか、スポーツ事業にも参入しており、パーソナルトレーニングジムを展開する24セブンとの相乗効果を見込む。TOB成立後も24セブンの上場は維持される。
買付価格は1株につき350円。TOB公表前営業日の終値364円から3.85%を割り引いた。小島氏の所有する株式の取得を目的とし、その他の一般株主からの応募は想定していない。24セブンはTOBに賛同意見を表明したが、応募については株主に判断を委ねるとしている。
買付予定数の上限・下限は所有割合56%にあたる369万200株。買付期間は4月16日~5月16日の20営業日。決済の開始日は5月23日。公開買付代理人は三田証券。
24セブンはパーソナルトレーニングジム「24/7Workout」を関東を中心に約90店舗展開。しかし、コロナ禍の影響が広がった2020年11月期から4期連続で最終赤字に陥り、立て直しが急務になっている。
24セブンは2007年に健康食品関連商品を販売する「ヘルスアップ」として設立。2012年にパーソナルトレーニングジム「24/7Workout」に乗り出した。2015年に現社名に変更。2022年に東証グロース市場に上場した。2017年に始めたマンツーマン英会話「24/7English」事業については2023年9月に撤退した。
一方、いなよしキャピタルパートナーズの代表を務める稲吉正樹氏は1995年に学習塾「がんばる学園」(現NOVAホールディングス)を創業。これを母体に2007年に経営破綻したノヴァから英会話教室「NOVA」事業を取得し、現在、約1000の英会話教室を全国に展開する。2018年にはプロバスケットボールチーム「広島ドラゴンフライズ」の運営会社(広島市)を買収し、スポーツ事業に進出した。
No. | 開示日 | 買い手 | 対象企業・事業 | 売り手 | 業種 ▽ | スキーム ▽ | 取引総額(百万円) ▽ | タイトル |
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1 |
2024年4月15日 |
いなよしキャピタルパートナーズ(株)
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株主
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1,291
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