Jトラストとミライノベートは14日、2023年2月1日に経営統合すると発表した。Jトラストが存続会社として、ミライノベートを吸収合併する。Jトラストの金融事業とミライノベートの不動産事業は親和性があり、相乗効果を引き出し、それぞれの顧客基盤に多様なサービスを提供する。ミライノベートは2023年1月30日付で東証スタンダード市場への上場が廃止となる。
高島は、防災用品・衛生環境資材卸売りの信防エディックス(長野市。売上高15億3000万円、営業利益1億3300万円、純資産7億2100万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。産業資材事業の基盤拡充の一環で、全国官公庁や企業への防災関連資材の展開を強める。取得価額は非公表。取得予定日は2022年12月1日。
高島は、太陽光発電システムやオール電化システムの電気工事を手がける新エネルギー流通システム(福岡県大野城市。売上高20億8000万円、営業利益△2600万円、純資産2億2500万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。長期持続的な成長基盤の確立につなげる狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2022年12月1日。
エクストリームは、ゲーム開発のエス・エー・エス(東京都台東区。売上高7億5900万円、営業利益5800万円、純資産4億1100万円)の株式51.3%を取得し子会社化することを決めた。ゲームの受託開発案件の増大に対応する狙い。エス・エー・エスは1980年設立で、家庭用ゲーム機向けソフトやスマートフォン向けゲームアプリだけでなく、ゲームセンターなどアミューズメント施設向けゲーム機でも強みを持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2022年11月18日。
センコーグループホールディングスは14日、プラスチック製食品包装容器メーカーの中央化学に対して子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。生活関連の事業拡大の一環として、卸売りにとどまらず、モノづくり分野にも進出する。TOBは2段階によって行われ、中央化学の親会社である三菱商事から全保有株式70.64%を取得したうえで、残る株式を一般株主から買い取る。買付代金は総額で約86億円。三菱商事はTOB成立で非公開化した中央化学に40%を再出資する予定。
物語コーポレーションは、日系外食チェーン店を運営するインドネシアPT. Agrapana Niaga Gemilang(ANG、ジャカルタ。売上高4600万円、税引き前利益△600万円)を子会社化することを決めた。株式譲渡と第三者割当増資の引き受けを通じて株式65%を取得する。外食事業の拡大を視野に、高い経済成長が続くインドネシアへの進出を果たす。取得価額は未確定。取得予定は2023年3月。
地主は、不動産子会社のツノダ(大阪市。売上高111億円、営業利益66億8000万円、純資産46億2000万円)の全株式を、不動産関連などの山八商事(愛知県蒲郡市)に譲渡することを決めた。ツノダが所有する愛知県内や岐阜県内の不動産の取得を目的に昨年5月に子会社化したが、底地の売却などを進めた結果、主要な不動産は1物件を残すだけとなっていたという。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2022年11月25日。
メイホーホールディングスは子会社を通じて、業務請負などを手がけるエムアンドエム(岩手県山田町)から人材派遣事業を取得することを決めた。東北地区での人材派遣事業の拡大が狙い。当該事業の直近業績は1億3600万円。取得価額は2000万円。取得予定日は2023年1月1日。
AHCグループは子会社のCONFEL(東京都千代田区)を通じて、ラシーヌ(三重県亀山市)が手がける就労継続支援B型事業を取得することを決めた。障害福祉事業のサービス拡充の一環。三重県では放課後等デイサービス・児童発達支援などの施設を運営しているが、新たに就労継続支援B型事業を加える。当該事業の直近業績は売上高156万円、営業損失2500万円。取得価額は3300万円。取得予定日は2023年1月1日。
テンダは、ゲームソフト開発の熱中日和(東京都新宿区。売上高1億8300万円、営業利益3110万円、純資産6190万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。BtoC(企業対消費者間取引)領域でゲームコンテンツを中心とするコンシューマー事業のビジネスモデル強化につなげる狙い。熱中日和は2005年設立で、ロールプレーイングゲームの開発企画力に強みを持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2022年12月8日。
日宣は、東京ニュース通信社(東京都中央区)からケーブルテレビ局向け番組ガイド誌事業の一部を取得することを決めた。経営の柱の一つであるケーブルテレビ局向けガイド誌事業の拡大につなげる狙い。日宣は全国約100局のケーブルテレビごとに加入世帯向けガイド誌「チャンネルガイド」を発行している。今回、東京ニュース通信社からケーブルテレビ38局との取り引きにかかわるガイド誌事業を譲り受ける。取得価額は非公表。取得日は未確定。
コマースOneホールディングスは、システム開発のSAMURAI TECHNOLOGY(東京都中央区。売上高1億9400万円、営業利益1160万円、純資産1億7700万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。EC(電子商取引)市場の拡大に伴い、多様化・大型化する開発案件に必要な人員と品質の確保につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年11月30日。
ゼネテックは、システム受託開発のログイン(大阪市)の全株式を取得し子会社化することを決めた。即戦力となるエンジニア人材の獲得と関西地区での顧客基盤強化につなげる。ログインは1992年に設立し、業務系システムや産業機械に組み込まれる制御系システムの開発に強みを持つ。取得価額は未確定。取得予定日は2023年1月24日。
エヌアイデイは、NTTドコモ傘下でIT製品・サービス開発のテニック(東京都渋谷区。売上高9億8700万円、営業利益2億2500万円、純資産8億7700万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。IT活用による事業領域を拡大するのが狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2022年11月25日。
アグロカネショウは、日本化薬から農薬用原体「MCPB」事業を11月14日付で取得した。アグロはMCPBを植物成長調整剤「サニデン」(リンゴ用)、「兼商マデックEW」(かんきつ用)の主成分として使用している。取得価額は非公表。
アイドマ・ホールディングスは、大学生を中心とするアウトソーシングサービスを展開するアッドラスト(大阪市。売上高3億4100万円、営業利益1330万円、純資産△1190万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。従来のクラウドワーカーにとどまらず、大学生を活用した営業体制を構築し、多種多様な顧客ニーズにこたえる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年12月1日。
日本曹達は16日、金属ナトリウムや塩素などを製造・販売するフランス子会社Alkaline S.A.S(売上高123億円、営業利益5億2400万円、純資産54億1000万円)の全株式を、ルクセンブルクの化学メーカーInternational Chemical Investors S.E.(ICI)の傘下企業に譲渡する方向で協議を始めたと発表した。事業ポートフォリオ見直しの一環。Alkalineは持ち株会社で、事業会社のMSSA S.A.S.を傘下に置く。譲渡予定は2023年1月。譲渡価額は未確定。
マネックスグループは、子供向け英語教育事業のSelan(東京都港区)の全株式を取得し子会社化した。教育事業参入の第二弾で、グローバルかつ付加価値の高い教育機会の提供を目指す。Selanは2015年に設立し、帰国子女や留学生を中心とするバイリンガル(2カ国語併用)講師による質の高い英語教育を売り物にしている。取得価額、取得日は非公表。
ベクトルは、フランチャイザー(加盟店本部)とフランチャイジー(加盟店)検討者をつなぐマッチングサービス「フランチャイズハジメルくん」を提供するアミー(東京都三鷹市)の株式76.1%を追加取得し、子会社化することを決めた。株式の譲り受けと転換社債型新株予約権付社債を同社株式に転換することで、現在11.1%の持ち株比率を87.2%に引き上げる。ベクトルはグループで展開するさまざまなマーケティングサービスとの連携を見込む。取得価額は非公表。取得予定日は2022年11月30日。
フージャースホールディングスは傘下企業を通じて、マンション分譲・賃貸のホームステージ(熊本市)の全株式を取得し子会社化することを決めた。九州エリアでの事業基盤を確保する狙い。ホームステージは2010年設立で、熊本県、宮崎県を中心に分譲マンション「レクシア」シリーズを展開している。取得価額は非公表。取得予定は2022年12月下旬。