阪急阪神ホールディングスは、インドネシアの西ジャカルタにある大規模商業施設「セントラルパークモール」の取得を目的に、その区分所有権15%を持つPT CPM ASSETS INDONESIA(CPM。売上高3億7400万円、営業利益△1億4600万円、純資産△9030万円)の株式71.4%を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は281億円。取得予定日は2022年9月22日。子会社化を受け、CPMは同物件の開発者から現物出資と売買により残りの区分所有権85%を取得することになっている。
ローランドは米国子会社を通じて、楽器メーカーのDrum Workshop, Inc.(カリフォルニア州。売上高90億3000億円、営業利益4億4700万円、純資産17億9000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ドラム事業の成長を加速する狙い。Drum Workshopはアコースティックドラムの世界的ブランドとして知られる。取得価額は約92億5000万円。取得予定日は2022年10月3日。
鳥貴族ホールディングスは、サントリーホールディングス傘下で焼き鳥店「やきとり大吉」をフランチャイズ展開するダイキチシステム(大阪市。売上高5億4200万円、営業利益9700万円、純資産14億9000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。鳥貴族が運営する「焼鳥屋 鳥貴族」との相乗効果を追求する。取得価額は非公表。取得予定日は2023年1月4日。
GFAは、運送業のフィフティーワン(東京都江東区。売上高5億9100万円、営業利益2980万円、純資産7310万円=5カ月変則決算)の株式80%を株式交付の手続きで取得し、子会社化することを決めた。2020年1月に発表した「投資銀行宣言」に沿った取り組みの一つで、M&Aによる事業領域拡大が狙い。取得予定日は2022年10月11日。
SBIホールディングスは14日、住宅ローン事業のアルヒに対して子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。51%の株式取得を目指しており、買付代金は262億9500万円。昨年、子会社化した新生銀行との連携などを通じて、住宅ローン事業の拡大につなげる。TOB成立後も、アルヒの東証プライム市場への上場は維持される。同社はTOBに賛同を表明している。
ENEOSホールディングスは子会社のJX石油開発(東京都千代田区)傘下の米国法人を通じて、石油開発事業の米Petra Nova Parish Holdings LLC(PNPH、テキサス州。売上高0億円、営業利益△18億6000万円、純資産63億円) の持ち分50%を追加取得し、子会社化することを決めた。別の現地子会社がすでに保有する持ち分50%を合わせ、持ち株比率は100%となる。温室効果ガスの排出削減につながるCCS(二酸化炭素の回収・貯留)関連の技術蓄積などにつなげる。取得価額は約5億1500万円。取得予定日は2022年9月15日。
フェイスネットワークは、財務コンサルティング業のandグラフ(東京都渋谷区。売上高1800万円、純資産△713万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。andグラフが実施する第三者割当増資も引き受ける。不動産投資支援事業における販売力強化などにつなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月1日。子会社化に伴い、andグラフから「フェイスFPサロン」に社名を変更する。
JESCOホールディングスは、電気工事・電気通信工事の阿久澤電機(群馬県高崎市。売上高4億7700万円、営業利益1億1700万円、純資産5億8700万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。北関東地区での事業拡大が目的。取得価額は非公表。取得予定日は2022年9月28日。
ジャパンエレベーターサービスホールディングスは、エレベーターなどの保守管理を手がける生田ビルディングメンテナンス(高知市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。四国地区で事業基盤を強化する狙い。生田は2005年設立で、高知県を中心に約60台を保守管理する。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月3日。
ギフティは、オリジナル衣料品の制作・販売プラットフォームを運営するpaintory(岡山県津山市。売上高2億2300万円、営業利益△8600万円、純資産△8900万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。オリジナル衣料品を新たなギフトコンテンツとすることで、法人の福利厚生領域における新規需要を獲得するとしている。取得価額は600万円。取得予定日は2022年10月3日。
ニーズウェルは、Web関連システム開発のコムソフト(東京都豊島区。売上高1億6100万円、経常利益500万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。金融系システム開発力の強化につなげる。コムソフトは1988年設立で、生命保険、銀行、証券会社向けのシステム開発に強みを持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月4日。
ニーズウェルは、デジタルマーケティングやWeb制作を手がけるビー・オー・スタジオ(東京都渋谷区。売上高2億2000万円、営業利益3000万円、純資産3400万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。Web制作における全工程(フロントエンド、バックエンド、運用・保守)をトータルに提供することが可能になるとともに、官公庁・自治体、民間企業へのDX(デジタルトランスフォーメーション)支援の強化につなげる。ビー・オー・スタジオは2003年に設立。取得価額は7億8900万円。取得予定日は2022年10月3日。
キングジムは、キッチン用品、生活雑貨をインターネット上で販売するエイチアイエム(千葉県習志野市。売上高10億9000万円、営業利益9300万円、純資産1億500万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。EC(電子商取引)事業の強化が狙い。エイチアイエムは2019年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2022年9月22日。
オプティマスグループはオーストラリア現地法人を通じて、自動車関連のデータサービスを手がけるBlue Flag Pty Ltd.(メルボルン)の株式20%を追加取得し、子会社化することを決めた。現在40%の持ち株比率を60%に引き上げる。成長地域と位置付けるオーストラリア市場の深耕につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月1日。
サイバー・バズは、Webサービス、スマートフォンアプリ企画・開発のWithLIVE(東京都渋谷区。売上高6億4600万円、営業利益8400万円、純資産1億1100万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。オンライン配信事業へ参入することで、事業ポートフォリオの分散や新たなソーシャルメディアマーケティングの提供による収益拡大につなげる。取得価額は6億250万円。取得予定日は2022年10月3日。
i‐plugは、食品業界に特化した就活イベントの企画・運営を手がけるマキシマイズ(東京都目黒区。売上高9080万円、営業利益1820万円、純資産2830万円)の全株式を取得し、15日付で子会社化した。i‐plugが主力とする新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」との連携などを通じ、相乗効果を期待している。取得価額は非公表。
クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、JT傘下で関東を中心にベーカリー事業を展開するサンジェルマン(横浜市。売上高90億7000万円、営業利益△5億8200万円、純資産△39億2000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ベーカリーを新たな主力事業の一つに位置付け、成長を目指す。取得価額は23億6200万円。取得予定日は2022年12月1日。
プロジェクトカンパニーは、エンジニア人材を取引先に派遣するSES(システムエンジニアリングサービス)事業のクアトロテクノロジーズ(東京都港区。純資産2000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。DX(デジタルトランスフォーメーション)領域に通じたエンジニア人材の獲得などが狙い。取得価額は3億8800万円。取得予定日は2022年10月3日。
エヌ・シー・エヌは、大断面集成材加工・大規模木造建築施工の翠豊(岐阜県白川町)の第三者割当増資を引き受け、株式51.2%を取得し子会社化することを決めた。国・地方自治体の公共建築物への木材利用が広がるなど、大規模木造建築ニーズの高まりを見据え、共同で事業拡大を推し進める。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月4日。
フジオフードグループ本社は、サバだしのラーメン・つけ麵を展開するサバ6製麺所(大阪市)の事業を、サバ6製麵所の元取締役・井口孝一氏が設立した同名のサバ6製麺所(大阪市)に譲渡することを決めた。今後、グループのラーメン業態については現在12店舗を展開する和歌山ラーメン「天鳳」に経営資源を集中する。サバ6製麵所は大阪市内に4店舗ある。譲渡価額、譲渡予定日は非公表。
ハウス食品グループ本社は米国現地法人を通じて、豆腐・植物由来の肉代替製品(PBF)を製造するキイストーン・ナチュラル・ホールディングス(ペンシルベニア州。売上高79億4000万円、営業利益△2億4600万円、純資産19億1000万円)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。米国で豆腐事業を一層の拡大とともに、健康意識や地球環境保護を背景に成長が見込まれるPBF市場を開拓する。取得価額は約155億円。取得予定日は2022年9月30日。
ウェルビングループは、ガソリンスタンド経営の綿仁(静岡県沼津市。売上高50億3000万円、営業利益2710万円、純資産1億3000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。自動車販売・整備、ガソリンスタンド経営などを手がける「オート事業」の拡大が狙い。綿仁は静岡県東部地区に11店舗を展開している。ウェルビンにとって営業エリアも現在の北関東(埼玉、茨城県)から南関東に広がる。取得価額は2億1140万円。取得予定日は2022年11月16日。
エアトリは、アイセールス(東京都千代田区)が開発・運営する営業システム「i:Sales(アイセールス)」事業を取得することを決めた。アイセールスはエアトリが手がける投資事業(エアトリCVC)の既存投資先の一つ。取得価額、取得予定日は非公表。
サックスバーホールディングスは、メンズバッグ、財布、雑貨などを販売するギアーズジャム(さいたま市。売上高14億8000万円、営業利益△9040万円、純資産1億4000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。ギアーズジャムは手頃な価格帯の商品構成を中心に21店舗を持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月3日。
ホープは、経営破綻した新電力子会社のホープエナジー(福岡市。売上高146億円、営業利益△120億円、純資産△204億円=2021年7月~22年3月)の全保有株式(100%)を、個人の上田真也氏に譲渡することを決めた。ホープエナジーは3月25日付で破産手続開始決を受けた。譲渡先の上田氏は金融機関や不動産会社などでの勤務を経て経営者としての経験を持つという。譲渡価額は200円。譲渡予定日は2022年9月20日。