小僧寿しは、JFLAホールディングス傘下のTBジャパン(東京都中央区)が展開するメキシカン・ファストフード「Taco Bell」事業を取得することを決めた。持ち帰りずしを中核とする事業構成拡大の一環。「Taco Bell」事業を会社分割して設立される新会社のTBJ(東京都中央区)の全株式を取得する形。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月3日。
広済堂ホールディングスは葬祭事業子会社の東京博善(東京都港区)を通じて、TSO International(東京都新宿区)から「エンディング産業展」事業を取得することを決めた。同展は葬儀、埋葬、供養、相続など終活(エンディング)に関する国内最大の展示会で、今年の開催(8月31日~9月2日)で8回を数える。広済堂HDは展示会事業を取り込み、東京博善の収益向上や葬祭業界におけるブランディング力向上につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月3日。
情報企画は、ソフトウエア開発のダンク(茨城県日立市。売上高1億7500万円、営業利益△185万円、純資産5110万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。IT人材と地域拠点を確保し業容拡大につなげる。ダンクは2000年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2022年9月21日。
アイ・テックは7日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。創業家の資産管理会社であるOEホールディングス(静岡市)がTOB(株式公開買い付け)を行い、完全子会社化を目指す。買付代金は最大99億6200万円。アイ・テックは鋼材の加工・販売を主力とし、関東、東海を地盤とする。上場維持コストが負担になっていたことに加え、中長期的な視点で事業の抜本的な強化を進め、「第二の創業」に挑戦するうえで非公開化することが望ましいと判断した。
エスペックは、日立ジョンソンコントロールズ空調(東京都港区)の環境試験装置事業を取得することを決めた。IoT(モノのインターネット)・自動車関連の先端開発分野で環境試験需要が高まる中、自社の既存技術との相乗効果を期待している。取得価額、取得予定日は非公表。
三栄建築設計は、ビル賃貸管理業の太陽ビルデイング(東京都中央区。売上高2億6900万円、営業利益6900万円、純資産24億5000万円)の全株式を取得し、8日付で子会社化した。太陽ビルデイングとその子会社の宇伸恒産(同)は東京・銀座に所在するビルを各1棟保有する。三栄建築が保有するビルの隣接地に両社のビルがあり、将来、これらのビルを一体の不動産として再開発することを見据えている。取得価額は非公表。
HEROZは、東証スタンダード上場でネットセキュリティーサービスのバイオセキュアの株式を追加取得し、子会社化することを決めた。8億3600万円で第三者割当増資を引き受け、現在32.21%の持ち株比率を42.88%に引き上げる。HEROZはバイオセキュアに役員派遣などを行い、実質支配力基準により連結子会社の扱いとする。資本関係を深め、新規サービスの創出につなげる狙い。取得予定日は2022年9月27日~29日。
クミアイ化学工業は、農作物生産・販売などのアグリ・コア(福島県相馬市)の株式80%を取得し、子会社化することを決めた。アグリ・コアはわさびの超促成栽培や連作障害の回避など独自のユニークな技術を持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月7日。
グランディーズは、レオパレス21傘下で戸建注文住宅事業のもりぞう(埼玉県戸田市。売上高31億8000万円、営業利益△1億5300万円、純資産△6億5100万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。グランディーズが持つ低価格な建売住宅のノウハウと、もりぞうの中高級志向のノウハウを共有し、相乗効果を引き出す。取得価額は1円。取得予定日は2022年10月1日。