デジタルハーツホールディングスは、傘下のソフトウエアテストなどを手がけるAGEST(東京都新宿区)が、エンジニアリング会社のソーバル(東京都品川区)から、ソフトウエアの評価、検証などの事業に関する権利義務を承継するための吸収分割契約と事業提携契約を結ぶことを決めたと発表した。
マーチャント・バンカーズは、映像コンテンツ制作の娯楽TV(東京都港区)が、2022年7月22日に設立する新会社で、旧・円谷映像のコンテンツ制作の実績とノウハウを引き継ぐ円谷メディア・コンテンツ(東京都港区)を譲り受けることを決めた。メタバース(仮想現実)空間内で、お宝グッズを販売している「NFT LaFan」で、円谷エンターテインメントのコンテンツ制作技術を活用して、ニューヒーローやニューキャラクターを提供するのが狙い。取得価額や取得日などの詳細は未確定。
資産管理会社のSouth air(東京都港区)は、colyの株式50.56%を取得して子会社化すると発表した。両社の経営者は同じで、colyの筆頭株主である中島杏奈氏と中島瑞木氏の保有する278万200株をSouth airが約63億6000万円で取得する。South airが実施する株式交付に伴う措置。1株当たりの価格は2288円。colyの東証グロース市場への上場は維持する。取得予定日は6月30日。
オージックグループは子会社のオージック(大阪府東大阪市)を通じて、自動車部品の切削加工を手がける広進工業(富山県滑川市。売上高17億円、営業利益△383万円)の株式70%を14日付で取得し、子会社化した。
ディ・アイ・システムは、ソフトウエアの開発・販売を手がけるウイーズ・システムズ(東京都港区。売上高2億500万円、営業利益1800万円、純資産5000万円)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。セキュリティーソリューションで長年の実績を持つウイーズ・システムズを傘下に収めることで提供サービスの拡大と顧客企業の多様化につなげる。
出光興産は14日、石油製品製造・販売の西部石油(東京都千代田区。売上高2730億円、営業利益△31億6000万円、純資産288億円)の株式28.9%を追加取得し、子会社化した。現在38%の持ち株比率を66.9%に引き上げた。
リックスは子会社を通じて、産業用機械制御盤や搬送機械の設計製作を手がけるCEM(石川県白山市。売上高2億2100万円)の全株式を14日付で取得し、子会社化したと発表した。これまでリックスは産業機械の電装部分の大部分を外注しており、電装部分の内製化が狙い。取得価額は非公表。
AB&Companyは、連結子会社で美容室フランチャイズ(FC)事業の本部機能を持つB-first(東京都新宿区)を通じて、フランチャイジーのBELLTREE(川崎市。売上高15億7000万円、営業利益△1000万円、純資産△1億100万円)とKESHIKI(長野県松本市。売上高9億2400万円、営業利益700万円、純資産2900万円)を子会社化すると発表した。いずれも全株式を取得する。
電通グループは、米国Salesforce製統合基幹業務システムのコンサルティングサービスを手がけるアイルランドPexlify Limited(ダブリン)の全株式を取得し、子会社化した。Pexlify は2015年設立で、Salesforce導入における戦略、実装、統合サービスの提供に強みを持つ。Pexlifyは電通グループの米におけるデジタルマーケティング子会社Merkle(メリーランド州)の傘下に置く。取得価額、取得日は非公表。
小僧寿しは、JFLAホールディングス傘下で飲食店経営のアスラポート(東京都中央区)が7月1日付で会社分割して設立する同名の新会社アスラポート(新アスラポート、同。売上高23億円、営業利益△1億900万円、純資産5億円)の全株式を取得することを決めた。取得価額は5億1800万円。
Mipoxは、研磨ガラスディスク製造のミスミ化学(広島県福山市)の全株式を取得し、15日付で子会社化した。研磨ディスク開発・生産能力を一体化し、多様化する製品ニーズに素早く対応できる体制づくりを目指す。ミスミ化学は1969年設立。取得価額は非公表。
メイホーホールディングスは傘下企業を通じて、建設コンサルタント業の安芸建設コンサルタント(広島市。売上高6億4600万円、営業利益1億円7500万円、純資産2億8500万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。メイホーは傘下に建設コンサルタント関連で6つの子会社を持っており、グループ内連携を強め、経営基盤の安定につなげる。取得価額は5億3000万円。取得予定日は2022年7月1日。
ストリームメディアコーポレーションは、インターネットによる音楽・画像・動画などのコンテンツ配信を手がける子会社のBeyond Live Corporation(東京都港区。売上高7270万円、営業利益△430万円、純資産1億2200万円)を、香港企業のDREAM MAKER ENTERTAINMENT LIMITEDに16日付で譲渡した。映像配信プラットフォームビジネスを取り巻く競争激化に伴う経営資源の再配分の一環。保有する株式37.5%(支配力基準で連結子会社として取り扱い)のうち32%を譲渡した。譲渡価額は約1億8100万円。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(CSIF)は16日、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(RJIF)に対して合併を提案したと発表した。実現すれば、合併後の投資法人は運用資産約1200億円となり、第2位以下を倍近く上回るインフラファンドが誕生する。ただ、RJIFを巡っては、リニューアブル・ジャパンがTOB(株式公開買い付け)を実施中で、対抗提案した形だ。当面、TOB期間を8月5日まで延長することをリニューアブル・ジャパンに要請している。
アクモスは、メーカーによるサポートが終了したIT製品の保守サービスなどを主力とするフィールドワン(東京都新宿区。売上高7億4500万円、営業利益5200万円、純資産9億1400万円)の株式80%を取得し子会社化することを決めた。環境に配慮したIT製品・システムの活用推進の一環。取得価額は非公表。取得予定日は2022年6月30日。