アライドアーキテクツは、しまうまプリント(東京都新宿区)からSNSに特化した撮影サービス「torutte」事業を会社分割により取得することを決めた。アライドが展開するSNS活用の企業マーケティング事業と「torutte」を掛け合わせ、ショッピングモールなどの商業施設や店舗事業者に対する支援サービスを充実する。取得価額は1000万円。取得予定日は2021年7月1日。
FHTホールディングスは、中国でヘルスケア事業を手がける吉奥莱科特医疗健康科技(上海)有限公司(上海。売上高2920万円、営業利益△6180万円、純資産△5900万円)など現地子会社3社を、マレーシアの貿易会社APEX TRADING CO. LTD.に譲渡することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大で業績不振が一段と深刻化したのに伴い、中国でのヘルスケア事業から撤退する。譲渡価額は合計2億1000万円。譲渡予定は2021年6月下旬。
ピアラは、MOTEHADA(千葉県木更津市)が運営する美容情報サイト「MOTEHADA(モテハダ)」事業を取得することを決めた。自社メディアを保有することでSEO(検索エンジン最適化)領域の事業を強化する狙い。「MOTEHADA」は脱毛サロン・エステ・アートメイク・スキンケアに関する来店誘致型のSEOメディア。取得価額は非公表。取得予定は2021年6月中旬。
中部飼料は、配合飼料の製造子会社であるみらい飼料(名古屋市)が保有する4工場のうち、石巻工場(宮城県石巻市)、門司工場(北九州市)、志布志工場(鹿児島県志布志市)の3工場を伊藤忠飼料(東京都江東区)に譲渡することを決めた。伊藤忠商事グループとの資本業務提携の解消に伴う措置。対象3工場を会社分割して5月下旬に設立する新会社「I・フィード」(名古屋市)の全株式を譲渡する形となる。譲渡価額は約22億円。譲渡予定日は2021年8月2日。
川崎重工業と日立造船は20日、シールドマシンなどトンネル掘進機事業を10月1日に統合すると発表した。折半出資で設立する川重日立造船シールド準備(大阪市)が両社の事業を継承する。分割する対象事業の直近売上高は川重が64億円、日立造船が70億円。国内需要が頭打ちとなる中、競争力を高め、東南アジアなど海外展開を推し進める。
タキロンシーアイは、OA機器や家電製品などのリサイクル材料を活用した樹脂コンパウンドの開発・販売を手がけるマーベリックパートナーズ(東京都中央区)の株式60%を取得し子会社化した。取得相手や取得価額、取得日は非公表。
ソフトバンクは21日、インターネット広告のイーエムネットジャパンの子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。議決権ベースで約41%の株式を取得し、全5人の取締役のうち3人を派遣する。顧客へのマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)支援体制の強化や顧客基盤の拡大につなげる。買付代金は17億8573万円。イーエムネットジャパンはTOBに賛同している。同社のマザーズ上場は維持される予定。
インテージホールディングスは傘下企業を通じて、インターネットを利用した市場調査を手がけるリサーチ・アンド・イノベーション(RNI、東京都港区。売上高3億4100万円、営業利益△4億1400万円、純資産△6億5200万円)の株式を追加取得し子会社化することを決めた。マーケティングリサーチ事業の基盤強化につなげる。株式譲受と第三者割当増資引き受けを通じ、現在14.1%の持ち株比率を61.4%に高める。取得価額は11億2600万円。取得予定日は2021年5月25日。
ホンダは、ホンダグループ向けに福利厚生業務サポートなどを手がけるホンダ開発(埼玉県和光市。売上高168億円、営業利益11億円、純資産426億円)を株式交換で完全子会社化することを決めた。ホンダ開発への出資比率は現在38.98%。ホンダグループのコーポレート機能強化の一環。株式交換予定日は2021年8月1日。