TOYO TIRE＜5105＞、中国のタイヤ生産子会社TTZを現地投資会社に譲渡

TOYO TIREは、中国市場での乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売を目的に2010年にTOYO TIRE ZHANGJIAGANG CO.,LTD.（TTZ、江蘇省）を設立したが、ブランドや商品力の浸透が想定より進まず、現地生産のメリットを生かせない状況が継続していたことから、中国事業のあり方を見直す。

譲渡先は現地投資会社のLiaoning Hengdasheng Investment CO.,LTD.（LHI、遼寧省）。TOYO TIREはオペレーション上の必要なサポートを行うとともに、従来TTZからアジア地域向けに生産・販売してきたタイヤについては今後、日本やマレーシアから供給する。TTZは売上高42億7000万円、営業損失1億500万円、純資産69億円（2024年12月期）。

譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2025年6月30日。TTZの持ち分86％を譲渡する。残る14％の株式は引き続き保有し、経営への関与を残す。