日本曹達は、丸善油化商事(東京都中央区)からフマル酸ステアリルナトリウム(SSF)事業を取得することを決めた。日本曹達が手がける医薬品添加剤「NISSO HPC(ヒドロキシプロピルセルロース)」とSSFを併用することで、成型が困難な素材の錠剤化が可能になるなどの例が見いだされており、今後さまざまな医薬品製剤への適用が期待されるという。
丸善油化商事はコスモ石油の傘下企業。SSFは医薬品錠剤製造における滑沢剤として、医薬品有効成分の安定性向上、錠剤硬度や打錠障害の改善などを目的に使われる。日本曹達は「NISSO HPC」の販路を活用し、海外展開を含めて事業拡大を目指す。
取得価額は非公表。取得予定日は2020年5月下旬。
No. | 開示日 | 買い手 | 対象企業・事業 | 売り手 | 業種 ▽ | スキーム ▽ | 取引総額(百万円) ▽ | タイトル |
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1 |
2017年11月30日 |
プラントヘルス(森林防疫薬剤・農業用薬剤の販売)事業
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ゾエティス・ジャパン(株)
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非公表
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2 |
2012年1月4日 |
Alkaline SAS
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非公表
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非公表
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3 |
2020年5月12日 |
フマル酸ステアリルナトリウム(SSF)事業
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丸善油化商事(株)
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非公表
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4 |
2022年11月16日 |
International Chemical Investors XVI S.A.
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Alkaline S.A.S
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非公表
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