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大学発ベンチャーの「起源」(10) ナノティス
2020/06/13
ナノティスは次世代の迅速検査デバイスの研究開発を手がける東京大学発の医療検査スタートアップ。2016年6月に設立、MEMS研究を手がける東大生産技術研究所の藤田博之研究室と共同で「どこでも誰でも迅速健診」できる商品開発に取り組んでいる。
浜松ホトニクスは子会社を通じて、米半導体検査用光源メーカーのEnergetiq Technology, Inc.(マサチューセッツ州)を買収することを決議した。浜松ホトニクスの米子会社のPhotonics Management Corp.(ニュージャージー州)が設立した受け皿会社と合併させる「逆三角合併方式」により買収する。
Energetiq Technologyは、高輝度な光源であるレーザ励起光源(LDLS)で市場を独占しており、また従来の半導体検査用光源よりも波長が短い極紫外線(EUV)光源を世界で唯一製品化している。半導体検査装置市場では高輝度な光源や、より波長が短い光源への需要が高まっており、浜松ホトニクスはEnergetiq Technologyの買収によりこうした市場からの要求に対応する。
取得価額は約46億2000万円とクロージング時のエナジティック社の現預金有り高。アドバイザリー費用を含めると約46億8000万円。
契約締結日は2017年9月20日で、譲渡予定は契約締結日から30日以内。
ナノティスは次世代の迅速検査デバイスの研究開発を手がける東京大学発の医療検査スタートアップ。2016年6月に設立、MEMS研究を手がける東大生産技術研究所の藤田博之研究室と共同で「どこでも誰でも迅速健診」できる商品開発に取り組んでいる。