ミネベアミツミ<6479>は29日、コネクターメーカーの本多通信工業<6826>に対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付代金は最大約162億7400万円。ミネベアミツミは祖業のベアリングをはじめとする中核事業の一つとしてコネクターを位置付けており、この分野の大手を傘下に取り込み、事業拡充を目指す。本多通信の筆頭株主で21.67%を所有するパナソニックホールディングス(HD)とはTOBへの応募契約を結んだ。本多通信はTOBに賛同している。