英仏間にまたがるドーバー海峡の両岸を結ぶ鉄道用海底トンネルで、海底部の全長は37.9kmと世界一の長さを誇る。構想は古くからあり、1881年に英国側からトンネル掘削が始まった。その後、中止と再開を繰り返し、1986年5月に現在のトンネルを着工している。開通当時は「欧州統合の象徴」とも言われたユーロトンネルだが、2020年12月の英国のEU離脱でトンネルの両端に税関が設けられることになった。