トイザらスは「玩具業界の黒船襲来」と衝撃を与えた米国の大型玩具専門店。1992年1月には当時のジョージ・H・W・ブッシュ米大統領が新店舗視察に訪れるなど、トイザらスは非関税障壁打破の象徴的存在だった。誘致したのはマクドナルドの日本法人を立ち上げた藤田田氏。米トイザラスは業績不振により2017年9月に連邦倒産法第11章の適用を申請、2018年3月に再建を断念して米国事業の清算を決めた。しかし、日本トイザらスの経営は健全で、現在もトイザらス、ベビーザらス、トイザらス・ベビーザらス オンラインストアなど、全国約170店舗の運営を続けている。一方、米国でも元社員らが2019年1月に新会社を設立し、トイザラスブランドを引き継いで店舗営業を再開した。