当時はゲームセンターが存在せず、レストランやホテルなどの片隅に置かれた。卓球ゲームで、ポンは「ピンポン」の「ポン」からとった。アーケードゲーム初の大ヒットとなり、現在のゲームセンター市場や家庭用テレビゲーム市場の原点となった。それまでは店舗に置かれるコインゲーム機ではピンボールが一般的だったが、ポンは平均で1日200ドル以上とピンボールの2倍もの売り上げをあげたため、飛ぶように売れたという。ベンチャーとしてスタートしたアタリはポンの成功で急成長し、家庭用ゲーム機の大手企業になる。