両行は、ゆうちょ銀行のほか地銀同士の競争激化で地域銀行を取り巻く環境に厳しさが増す中で、規模拡大のメリットを追求する。池田銀行は大阪府北部、泉州銀行は同南部が地盤。経営統合の結果、池田泉州ホールディングス<8714>の総資産規模は大阪府最大となり、関西地区では京都銀行に次ぐ2番目の規模に。両行とも三菱東京UFJ銀行(BTMU、現:三菱UFJ銀行)の影響下にあり、同行からの独立が悲願だった。地銀の再編を進めたい金融庁の圧力もあり、新会社はBTMUの株保有割合を36%に抑えて子会社ではなく持分法適用会社とし、当時の畔柳信雄BTMU会長を社外取締役とすることで「独立」を実現する。