1976年に発売した回路基板のみの自作パソコン「Apple I」が好評だったのを受けて、アップルは完成品のパーソナルコンピューターとして「Apple II」を開発。それまでの個人向けコンピューターは自作が当たり前だったため、パソコンのコンシューマー市場を開いた製品といわれている。フロッピーディスクドライブを実装し、表計算ソフト「VisiCalc」などのアプリケーションを手軽にインストールして利用できることから、プログラムの素養がなくても使えるコンピューターとして人気を集めた。「Apple II」の生産は1993年まで続き、累計で500万台が生産されたという。