NHKは1930年に、10年後の東京オリンピックでの放送開始に向けて、テレビ開発に着手し、高柳健次郎氏を中心に研究を進めた。この日、新放送会館の完成を記念して約13km離れた技術研究所からテレビ電波を初送信した。1940年には都内各地でテレビ実験を公開したが、戦火の拡大で東京オリンピックは中止され、テレビ研究も頓挫した。