「敵に塩を送る」の語源となった戦国武将の上杉謙信と武田信玄の故事に由来する記念日。1569年1月11日(旧暦)、謙信の助けにより、対立する信玄のもとに塩が届いたという有名な「戦国美談」だ。しかし、史実では上杉領の商人たちが武田領に塩を高く売りつけただけで、謙信に「塩を送る」ような善意はなかったようだ。信玄は謙信を高く評価していたが、当の謙信は信玄を嫌っており、信玄の息子で武田家最後の主君となった勝頼の方を評価していたという。