武田薬品工業<4502>が発表した2015年3月期連結決算(国際基準)は1457億円の最終赤字となった。1949年に上場以来、初めての赤字決算。糖尿病治療薬「アクトス」をめぐる米国での訴訟関連費用(和解金など)3241億円を一括で引当金計上したため。訴訟問題の長期化を避ける狙いがあり、4月にCEOに就任したクリストフ・ウェバー社長が早期決着を促す決断をした。