業界初となる「売主用の国内M&A向け表明保証保険」
その特長を見てみよう。
①シンプルな保険設計
従来の表明保証保険は買主の加入が前提となっており、その多くはオーダーメイド型の保険設計だった。譲渡金額10億円単位の中規模以上の取引では効果を発揮するが、小規模M&Aにおいては、よりスピーディーかつ分かりやすい保険商品が好まれる。
以下の補償概要の通り、あいおいニッセイ同和損害保険では5つのプランから選択できるレディメイド方式を採用した。
プラン① |
プラン② |
プラン③ |
プラン④ |
プラン⑤ |
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支払限度額 |
1,000万円 |
3,000万円 |
5,000万円 |
1億円 |
2億円 |
1証券免責金額 |
100万円 |
100万円 |
100万円 |
100万円 |
200万円 |
1事故免責金額 |
50万円 |
50万円 |
50万円 |
50万円 |
50万円 |
②迅速かつ簡便な引受プロセスを実現
従来の買主用表明保証保険では、オーダーメイド設計ゆえ、DDレポートに対する細かい確認や、個別の打ち合わせなどが発生するケースもあるため、保険の見積りまでに半月~1か月近くを要することもあった。
一方であいおいニッセイ同和損害保険の売主用表明保証保険では、DDレポートの提出が不要となっている。同社所定の質問書と通常M&A取引で確認する資料(3期分の決算書類や履歴事項全部証明書(法人登記簿謄本)、直近の定款や株主名簿など)の提出で、引受審査を実施するため、最短1週間程度で見積りが可能だという。スピードが重要なM&A取引において、この点は大きなアドバンテージとなるだろう。
③ご加入しやすい保険料水準を実現
すでに述べてきた通り、売主用表明保険では引受実務の大幅な簡略化を実現した。これにより、引受審査コストが圧縮され、売主に対して金銭的なメリットを創出している。譲渡前でまとまった手元資金が用意できない売主にとっても、ありがたい保険商品だ。