美術界に潜む闇と巨額の取り引きの実態を暴いた『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』が26日より全国公開となる。13万円で落札した絵が史上最高額の510億円に化けるまでの過程は、まさに美術品を使った錬金術。まるでミステリー小説のような展開だ。
芸術作品は興味を持つ人がいれば価値が上がる。それが実績のある人なら、その傾向はさらに顕著となる。『レンブラントは誰の手に』は、巨匠レンブラントの絵画をめぐる2つの騒動を中心に、人々の悲喜こもごもをつづったドキュメンタリー映画だ。