日本の世界的な競争力が衰えている一因としてやり玉に挙がるのが、日本の法人税率は高い、という主張だ。国際化している企業においては、税金も数あるコストのうちの1つであり、戦略的に低税率国で利益を多く出す仕組みとするグローバルタックスプランニング、という考え方等も含め、税効果を適用した上での企業の税金負担率について考えてみたい。