新たに感染が拡大しているオミクロン株だが、世界各国で猛威を振るったデルタ株に比べると重症化リスクが低いことが分かってきた。WHOのテドロス事務局長も「まだ結論を出すには早い」と前置きしながらも、それを認めている。しかし、まだ油断はできない。
2021年7月17日に東京・晴海の選手村に滞在する大会関係者1人が、新型コロナウイルス検査で陽性だったことが明らかになった。これから選手村への入村は本格化する。選手や大会関係者に感染が拡大すれば「選手村クラスター」が発生する可能性もある。
従来のウイルスより2倍以上感染が広まりやすい可能性が指摘されている新型コロナウイルス変異株の「デルタ株」に対する包囲網が築かれつつある。デルタ変異株包囲網は、うまく機能するのだろうか。