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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2025-03-10 00:00:00 +0900〜2025-03-14 00:00:00 +0900)

2025-03-15

2025年3月10日

GFA<8783>、リサイクルブランド品買取販売のbetを子会社化

GFAは不動産投資を基軸としつつ、M&Aを通じて飲食、ゲームなどへの新規事業展開を進めており、その一環。bet(東京都中央区)は2022年4月設立で、東京・大阪を拠点に、香港、ドバイでロレックス(スイス)などの高級時計、エルメス(フランス)をはじめとした高級ブランド品の買取販売を手がけ、入手困難なレア商品の取り扱いが多いことが特徴という。同社は売上高89億3000万円、営業利益3億2200万円、純資産2億7700万円(2025年2月期実績見込み)。

アジャイルメディア・ネットワーク<6573>、家電・美容商品ブランド展開のcadreを子会社化

アジャイルメディア・ネットワークは昨年、新規事業としてEC(電子商取引)事業に進出し、音楽・映像、家電、モバイル通信、コスメなどの取り扱いを始めており、その一環。cadre(東京都渋谷区)は2022年7月設立で、ヘアドライヤー、コードレス食品洗浄機、ヘアオイルなどを商品化し、楽天市場やAmazonといったECサイトだけでなく、主要家電量販店にも販路を持つ。同社は売上高9720万円、営業利益2180万円、純資産2040万円(2024年6月期)。

サンオータス<7623>、MBOで株式を非公開化

サンオータスは神奈川県を地盤とし、「エネオス」「キグナス」のサービスステーション(SS)事業を中心に、レンタカー事業、プジョー(フランス)などの輸入車販売事業を手がける。

リネットジャパングループ<3556>、子会社が手がける日中サービス支援型障害者向けグループホーム事業を譲渡

リネットジャパングループは首都圏、中部圏を中心に計68棟の障害者向けグループホームを運営するが、資本効率の改善や監視体制の行き届いた拠点展開を図るため、重要エリア外に位置する事業所や不採算事業所を切り離す。譲渡するのは傘下のリネットジャパンソーシャルケア(愛知県大府市)が新潟市内に持つ3事業所と、SCJ(東京都葛飾区)が埼玉県八潮市に持つ1事業所。

商船三井<9104>、化学品などのタンクターミナル大手のオランダLBCを子会社化

商船三井は化学品を中心とするケミカル物流を今後成長が見込める事業領域として位置付けており、その一環。子会社化するLBCタンク・ターミナルズ・グループ・ホールディング(LBC、ロッテルダム)は化学産業の集積地である欧州(アントワープ、ロッテルダム)と米国湾岸地域(ヒューストン、フリーポート、バトンルージュ)で7つのタンクターミナルを運営し、化学品の取り扱いで世界トップクラス。同社は売上高383億円、営業利益86億6000万円、純資産820億円(2023年12月期)。

ヤマト<1967>、土木工事の上毛建設を子会社化

空調・衛生などの管工事を主力とするヤマトは、群馬県を中心とした北関東を地盤としている。群馬県北部の北毛地区にはこれまで拠点がなく、営業、工事両面で手薄だった。上毛建設(群馬県みなかみ町)は1978年設立で、地域密着の事業活動を展開。ヤマトはこれまで同社の株式40%を保有し、持ち分法適用関連会社としていた。上毛建設は売上高3億2700万円、営業利益1000万円、純資産1億9900万円(2024年3月期)。

2025年3月11日

GMOメディア<6180>、セルソース<4880>傘下のメディベースからクラウド型電子カルテシステム事業を取得

GMOメディア子会社のGMOビューティー(東京都渋谷区)は、美容医療検索・予約サービスの「キレイパス」を運営している。同社のクリニック向け経営支援プラットフォーム「キレイパスコネクト」と、メディベース(大阪市)が手がける美容・自由診療向けクラウド型電子カルテ・予約システムの「MEDIBASE」事業を統合し、サービスの付加価値向上を狙う。メディベースはバイオスタートアップであるセルソースの子会社。当該事業の業績は売上高1億7900万円、営業利益2300万円(2024年12月期)。

森組<1853>、砕石・砕砂事業を南海砂利に譲渡

森組は主力とする建設事業に経営資源を集中させる。生瀬砕石所(兵庫県西宮市)は1949年に開所し、舗装用・建設資材用として砕石類や、コンクリート用骨材に使う砕石、砕砂を製造・販売してきたが、設備の更新投資や後継人材の確保など事業環境が厳しさを増しており、同砕石所の持続的な成長を専業事業者に託すことにした。

バルニバービ<3418>、淡路島プロジェクトの不動産開発会社エナビードゥーエを子会社化

飲食店の企画・運営を手がけるバルニバービは、淡路島北西海岸で食の地方創生プロジェクト「Frogs FARM ATMOSPHERE」を展開している。同プロジェクトを運営する不動産SPC(特別目的会社)のエナビードゥーエ(東京都港区)に年間約1億4300万円の家賃を支払っているが、子会社化することで支払家賃の圧縮と金利コストの低減を図る。

2025年3月12日

雨風太陽<5616>、関連会社の百戦錬磨から旅行予約サイト「STAY JAPAN」事業を取得

雨風太陽は生産者から野菜や果物、魚などの食材を直接購入できる産直アプリ「ポケットマルシェ」の展開を主力とする。百戦錬磨から取得する旅行予約サイト「STAY JAPAN」は民泊や農泊、古民家泊など、その地域ならではの個性的な宿泊施設を約1000件掲載。雨風太陽は昨年9月、百戦錬磨を関連会社化(約29%出資)。農業体験や現地での宿泊を組み合わせたサービスを提供し、拡大するインバウンド(訪日観光客)需要の取り込みを進めているが、こうした取り組みを加速する。

ベステラ<1433>、株式の流動性向上を目的に創業家の資産管理会社TERRA・ESHINOを子会社化

ベステラは電力、石油化学などのプラント解体工事を主力とし、東証プライム市場に上場する。ただ、東証プライム市場の上場維持基準のうち、流通株式時価総額(100億円以上)を満たしておらず、株式の流動性を改善する手段として、筆頭株主でベステラ株式の16.26%(議決権ベース)を保有する創業家の資産管理会社「TERRA・ESHINO」(東京都中央区)を子会社とする株式交付を実施する。

リビングプラットフォーム<7091>、リップルコミュニティからさいたま市内の保育事業を取得

リビングプラットフォームは介護、障害者支援、保育を経営の3本柱とする。保育事業強化の一環として、リップルコミュニティ(東京都新宿区)がさいたま市内で運営する小規模認可保育事業「sora保育園」(定員19人)を傘下に収めた。取得した当該事業の直近売上高は3000万円(2024年3月期)。取得価額は非公表。取得日は2025年3月1日。子会社のナーサリープラットフォーム(東京都千代田区)を通じて取得した。

ハリマビステム<9780>、病院清掃のアイワサービスを子会社化

ハリマビステムは首都圏を中心にビルメンテナンス事業を展開する。重点施策の一つに事業エリアの拡大を掲げており、アイワサービス(大阪府枚方市)を傘下に取り込むことで、関西での基盤強化につなげる。アイワサービスは1976年設立で、病院清掃を主力に、ビル清掃、施設管理、警備などを幅広く手がける。

LITALICO<7366>、デイサービス事業子会社のnCSをイー・ライフ・グループに譲渡

LITALICOは障害者就労支援や障害児の学習支援を全国400拠点以上で展開する。経営資源の最適配分の一環として、高齢者向けの介護事業を手放すことにした。nCS(東京都豊島区)は2009年設立で、東京都内を中心に機能訓練特化型デイサービス「リハビリデイサービスnagomi」を運営している。譲渡先のイー・ライフ・グループはデイサービス、訪問入浴事業を手がける。

2025年3月13日

森六ホールディングス<4249>、自動車樹脂部品製造のメキシコ子会社MTDMをドイツ投資会社に譲渡

森六ホールディングスは2012年にメキシコに生産子会社Moriroku Technology De Mexico S.A.DE C.V.(MTDM、グラナファト州)を設立し、ドイツ系顧客向けに自動車樹脂部品を製造してきたが、事業環境の変化などで業績低迷が続いていた。譲渡先はドイツ投資会社のAEQUITA SE & Co. KGaA(ミュンヘン)。

2025年3月14日

Terra Drone<278A>、災害復旧事業のTerra DX Solutionsを子会社化

ドローン(無人機)開発のTerra Droneは新たに災害対応事業に参入する。Terra DX Solutions(東京都新宿区)は2021年にTerra Drone社長の德重徹氏が設立した会社で、災害復旧事業と施工管理ソフト事業を主力とする。このうち災害復旧事業については火災保険・自動車保険関連の損害調査から建物の原状復旧工事を手がけ、全国に約1000社の協力会社とネットワークを築いているという。

豊田通商<8015>、金属リサイクル大手の米国ラディウス・リサイクリングを子会社化

豊田通商はリサイクル事業を重点分野の一つとしており、その一環。金属リサイクル大手の米国ラディウス・リサイクリング(オレゴン州)を傘下に収め、北米での高品質な再生資源の供給を強化する。

エーザイ<4523>、睡眠解析による高齢者見守りサービス展開のエコナビスタ<5585>をTOBで子会社化

エーザイは認知症関連の課題解決を重点事業の一つと位置付け、MCI(軽度認知障害)・認知症の予防や早期発見の支援に取り組んでおり、その一環。睡眠解析技術をベースとした高齢者見守りサービス「ライフナビ」を主力事業とするエコナビスタを傘下に取り込むことで、認知症領域でのエコシステム(生態系)構築につなげる。

ヒューマンクリエイションホールディングス<7361>、M&A仲介のペアキャピタルを子会社化

ヒューマンクリエイションホールディングスはシステム開発のITコンサルティングを主力事業とするが、成長戦略としてIT分野にととまらず、顧客企業の経営課題全般に対するアドバイザリー事業への展開を進めており、その一環。傘下に収めるペアキャピタル(東京都渋谷区)は2020年に設立したM&A仲介会社。

天馬<7958>、MBOで株式を非公開化

天馬が基幹とするプラスチック成形事業をめぐっては世界的に競争環境が厳しさを増している。なかでも主力のOA(オフィス・オートメーション)分野と、今後成長が見込まれる自動車・家電分野への積極投資や製造拠点の最適化などの事業構造改革が不可欠となっており、短期的な業績や株価の変動にとらわれない体制づくりが必要と判断した。

アインホールディングス<9627>、新潟県で調剤薬局30店舗を展開するエーアンドエムを子会社化

調剤薬局最大手のアインホールディングスは新規出店に加え、M&A活用による事業拡大を進めており、その一環。エーアンドエムは1996年設立で、「しなの薬局」の商号で新潟県内に約30店舗を展開する。薬剤師による在宅訪問サービス、老人ホームなどの施設訪問サービスに力を入れている。

ライトワークス<4267>、MBOで株式を非公開化

ライトワークスが主力とする統合型LMS(学習管理システム)市場をめぐっては新規参入企業の増加などで競争環境が激しさを増しているうえ、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展やAI(人工知能)の台頭など技術革新への対応や差別化が課題となっている。

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