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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2024年12月2日〜2024年12月6日)

2024-12-07

2024年12月2日

ロココ<5868>、フェイス<4295>からファンクラブプラットフォーム事業を取得

ロココは、フェイスからファンクラブプラットフォーム事業を1日付で取得した。「Fans' PRO」と「Fans' Consumer」の2つが対象。ファンとの日常的なコミュニケーションから、ロココが運営するチケット販売システム「tike-uke」によるイベント開催時の申込受付・入退場管理までのワンストップサービスの提供につなげる狙い。取得価額は非公表。

クミカ<8887>、米ナスダック上場で不動産投資サービスのシーラテクノロジーズと経営統合

クミカは、米ナスダック上場で不動産投資サービスなどを手がけるシーラテクノロジーズ(東京都渋谷区)と2025年6月1日に経営統合することを決めた。互いの事業モデルを補完し、不動産ビジネスの領域拡大などを目指す。クミカは株式交換でシーラを完全子会社化した後、社名を「シーラホールディングス」に変更する。シーラはクミカの30.58%を所有する筆頭株主。経営統合に先立ち、シーラは2025年5月29日付でナスダック上場が廃止となる。

住友化学<4005>、放射性医薬品子会社の日本メジフィジックスを米GEヘルスケアに譲渡

住友化学は、放射性医薬品を製造する子会社の日本メジフィジックス(NMP、東京都江東区)の保有株式50%を、折半出資する米国GEヘルスケア・テクノロジーズ・インク(イリノイ州)の英国子会社に譲渡することを決めた。NMPの持続的成長のためには診断用医薬品、医療機器の幅広い製品群をグローバル展開するGEヘルスケアに経営を委ねることが最善と判断した。NMPは1973年設立で、GEヘルスケアは2004年に同社株式の50%を取得し、経営に参画していた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2025年3月31日。

多木化学<4025>、菌体微生物培養などの洛東化成工業を子会社化

多木化学は、菌体微生物の培養や各種酵素剤の製造を手がける洛東化成工業(大津市)の株式56.3%を取得し、子会社化することを決めた。アグリ事業でのバイオスティミュラント(生物刺激剤)や、化学品事業における水処理薬剤などの開発に寄与すると判断した。洛東化成工業は1952年設立。取得価額、取得予定日は非公表。

2024年12月4日

スターゼン<8043>、オーストラリアの牛肥育企業BROAD WATER DOWNSを抱える持ち株会社を子会社化

スターゼンは、オーストラリアの牛肥育企業BROAD WATER DOWNS Pty Ltd(クイーンズランド州。売上高10億9000万円、当期純利益△2億2000万円、純資産31億7000万円)を抱える持ち株会社のYORKRANGE Pty Ltd(同)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。海外事業強化の一環。オーストラリア産和牛「Wagyu」の生産に直接関与することでサプライチェーン(供給網)の強化につながると判断した。BROAD WATER DOWNSは1981年設立。取得価額は59億4000万円。取得予定日は2025年2月28日。

南海電気鉄道<9044>、大阪・新世界のシンボルタワー「通天閣」を運営する通天閣観光を子会社化

南海電気鉄道は、大阪・新世界のシンボルタワー「通天閣」を運営する通天閣観光(大阪市。売上高15億1000万円、営業利益6億3000万円、純資産42億2000万円)の株式70.8%を取得し、子会社化することを決めた。南海電鉄は2031年に大阪の南北を結ぶ「なにわ筋線」を開業予定で、沿線全体の活性化を進めており、その一環。通天閣観光は1955年設立で、現在の通天閣は翌年に完成。取得価額は非公表。取得予定日は2024年12月27日。

2024年12月5日

エニグモ<3665>、米国ハワイでハイヤー・リムジンサービス展開のFormal Transを子会社化

エニグモは子会社のBUYMA TRAVEL(東京都千代田区)を通じて、米国ハワイでハイヤー・リムジンサービスを展開するFormal Trans, LLC(オアフ島。売上高2億8800万円、営業利益1億500万円、純資産1660万円)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。BUYMA TRAVELはマリンスポーツなどの海外アクティビティー予約サイトを運営しており、新たに現地での送迎機能を内製化して収益拡大につなげる。Formal Transは2009年設立。取得価額は4億6000万円。取得完了は2025年2月以降。

クスリのアオキホールディングス<3549>、食品スーパーのスーパーヨシムラなど2社を子会社化

クスリのアオキホールディングスは、食品スーパーのスーパーヨシムラ(奈良市。売上高36億6000万円、営業利益△2100万円、純資産8億1600万円)とハッスル(同。売上高15億7000万円、営業利益△1100万円、純資産1億5900万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ドラッグストアにおける食品販売の強化戦略の一環。スーパーヨシムラとハッスルは兄弟会社の関係。スーパーヨシムラは1977年に設立し、奈良県に3店舗、和歌山県に1店舗を展開。ハッスルは1990年設立で、奈良県に2店舗を展開する。クスリのアオキグループは和歌山県に初進出となる。取得価額は非公表。取得予定日は2025年2月28日。

クスリのアオキホールディングス<3549>、食品スーパーのハッピーテラダを子会社化

クスリのアオキホールディングスは、食品スーパーのハッピーテラダ(大津市。売上高84億円、経常利益4600万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ドラッグストアにおける生鮮部門を中心とした食品販売の強化が狙い。ハッピーテラダは1981年設立で、京都府5、滋賀県4の合計9店舗を運営する。取得価額は非公表。取得予定日は2024年12月20日。

2024年12月6日

セブン工業<7896>、筆頭株主の都築木材によるTOBを受け入れ

セブン工業は6日、筆頭株主で住宅建築資材製造・販売の都築木材(長野県伊那市)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れると発表した。都築木材はセブン工業との関係強化を目指しており、第2位株主の西垣林業(奈良県桜井市。所有割合23.45%)から13.33%の株式を取得し、所有割合を現在の26.8%から40.13%に引き上げる。買付代金は2億6172万円。セブン工業と都築木材は木造住宅に使われる部材を現場ではなく工場で事前に作っておくプレカット加工を主力とするなど、事業補完が期待できる関係にある。

ユニバーサルエンターテインメント<6425>、フィリピンの不動産投資子会社Asiabest Group Internationalを譲渡

ユニバーサルエンターテインメントは、フィリピンで不動産投資を手がけるAsiabest Group International(マカティ、ABG)の全保有株式66.6%を、現地不動産開発会社のPREMIUMLANDS CORP.(マカティ)に譲渡することを決めた。譲渡価額は約13億1000万円。譲渡予定日は2025年2月28日。

PKSHA Technology<3993>、音声認識システム開発のアーニーMLGに追加出資して子会社化

PKSHA Technologyは、音声認識システム開発のアーニーMLG(福岡市。売上高4億9400万円、営業利益7800万円、純資産2億700万円)の株式43.1%追加取得し、子会社化することを決めた。現在39.9%の持ち株比率を83%に引き上げる。両社が得意とする音声認識関連AI(人工知能)技術を活用し、新サービスの共同開発などを目指す。アーニーMLGは2019年設立。PKSHAは2022年、同社と資本業務提携し、コールセンター向けに顧客との会話を自動で議事録化するサービスなどで連携してきた。取得価額は非公表。取得予定日は2024年12月25日。

大栄環境<9336>、建物解体業の海成を子会社化

大栄環境は、建物解体業の海成(千葉市。売上高11億8000万円、営業利益600万円、純資産3億5900万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。関東エリアにおける廃棄物処理事業の強化が狙い。解体工事機能をグループ内に取り込むことで、廃棄物の受け入れ量増加などを見込む。海成は1974年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2025年1月6日。

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