グラッドキューブは、workhouse(東京都江東区)からAI(人工知能)関連や医療DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の開発事業を取得することを決めた。AIなど先端領域における中核人材の獲得などが狙い。workhouseは2015年設立で、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)技術を用いたWebサービスやAIによる自動応答システム(チャットボット)といった次世代型サービスの開発に強みを持つという。取得価額は未確定。取得予定日は2023年10月31日。
ジーエヌアイグループは米国子会社を通じて、米ナスダック市場上場でバイオ医薬品企業のElutia Inc.(メリーランド州)からオーソバイオロジクスの受託製造にかかわる事業を取得することを決めた。生体材料事業の強化が狙い。オーソバイオロジクスは体内に自然に存在する物質を用いて骨や関節などの筋骨格系の損傷や疾患を治療する製品を指す。当該事業の直近業績は売上高約20億円、営業利益約2億5000万円。取得価額は前払いで約22億円(1500万ドル)。さらに業績達成度合いに応じて今後5年にわたり最大約29億円(2000万ドル)の追加支払いが発生するという。取得予定日は未確定。
ミクニは福祉・健康機器製造子会社のミクニライフ&オート(埼玉県加須市)を通じて、明電舎傘下の明電興産(東京都品川区)から介護用天井走行式リフトの製造・販売・レンタルを中心とするケアシステム事業を取得することを決めた。介護リフト市場でのシェア拡大につなげる。明電興産は天井走行式リフトをはじめ、据え置き型リフト、浴室用リフト、段差解消機などを主力製品としている。取得価額は非公表。取得予定日は2023年11月1日。
グローバルキッズCOMPANYは子会社のおはようキッズ(東京都中央区)が横浜市内で運営する小規模保育施設「おはよう保育園横浜根岸」を、保育事業のSHINKS‐K(東京都渋谷区)に譲渡することを決めた。経営効率化の一環で、エリア特性や保育需要の見込みを検証した結果という。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年3月31日。
GENDAは、レモネード専門店を展開するレモネード・レモニカ(金沢市。売上高5億6700万円、営業利益3140万円、純資産2億4000万円)の株式66%を取得し、子会社化することを決めた。GENDAはアニメやゲームとコラボレーションした「GiGOコラボカフェ」、推し活応援専門ショップ&カフェ「fanfancy+with GiGO」などカフェ形態の店舗を各地で展開しており、物件の共同開発などを通じて店舗網拡大につながると判断した。取得価額は非公表。取得予定は2023年10月下旬。
GMOフィナンシャルホールディングスは、香港で店頭CFD(差金決済取引)を手がける子会社GMO-Z.com Bullion HK Limited(売上高1億1300万円、営業利益△4400万円、純資産△1億8200万円)の全株式を、貴金属取引業の現地Max Bullions Limitedに譲渡することを決めた。事業の選択と集中の一環。GMO-Z.com Bullion HKの設立は2014年。譲渡価額は21万6000ドル(約3190万円)。譲渡予定日は2023年9月25日。
フロンティアハウスは、不動産管理などのライン管理(神奈川県藤沢市。売上高1億7800万円、営業利益1070万円、純資産2億4000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。神奈川県下での事業規模の拡大が狙い。ライン管理は1991年設立で、藤沢市を中心に湘南エリアで地主・不動産業者との強固な関係を築いてきた。取得価額は非公表。取得予定日は2023年9月29日。
モンスターラボホールディングスは、有料職業紹介など人材サービス業のエグゼクティブサーチAI(東京都渋谷区。売上高2億9000万円、営業利益9800万円、純資産1億6500万円)の株式60.13%を取得し、子会社化することを決めた。テクノロジー領域の人材獲得などを通じて、主力とするデジタルコンサルティング事業の基盤強化につなげる。エグゼクティブサーチAIは2017年設立。取得価額は4億2500万円。取得予定日は2023年10月20日。
GFAは美容脱毛サロン「キレイモ」全28店舗を、同業大手のミュゼプラチナム(東京都渋谷区)に譲渡することを決めた。GFAは昨年10月、「キレイモ」を運営するヴィエリス(東京都渋谷区)から一部事業を取得したが、経営支援先だったヴィエリス関連の債権保護を主目的としていたことから、取得後の経営状況を見極めつつ、かねて事業譲渡の相手先を探していた。譲渡価額は未確定。譲渡予定は2023年11月。
クシムは、CAICA DIGITAL傘下で暗号資産関連事業の持ち株会社であるカイカエクスチェンジホールディングス(堺市)の株式84.39%を取得し、子会社化することを決めた。暗号資産の企画・発行から取引所への上場支援、物流・販売までをワンストップで提供できる体制づくりにつなげる。取得価額は3万1549円。取得予定日は2023年10月31日。
ミダックホールディングスは、し尿収集運搬業のフレンドサニタリー(津市。売上高10億円、営業利益2億5000万円、純資産22億5000万円)の全株式を取得し、21日付で子会社化した。主力である一般廃棄物収集運搬事業の業容拡大につなげる。ミダックは過去に、し尿収集運搬を手がけていたこともある。フレンドサニタリーは1972年に設立。取得価額は非公表。
日本テレビホールディングスは傘下の日本テレビ放送網を通じて、アニメ制作のスタジオジブリ(東京都小金井市)の株式42.3%を取得し、子会社化することを決めた。所有割合は過半に届かないものの、筆頭株主となる日本テレビは役員を派遣することで、実質支配力基準に基づきスタジオジブリを子会社として傘下に収める。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月6日。
じもとホールディングスは傘下行のきらやか銀行(山形市)を通じて、金融機関向けソフトウエア開発を手がける富士通山形インフォテクノ(山形市。売上高6億3400万円、営業利益6100万円、純資産2億8800万円)の株式51%を追加取得し、完全子会社化することを決めた。じもとグループのシステム安定運用の継続や、システム人材の確保が可能になると判断した。取得価額は1億710万円。取得予定日は2024年4月1日。
エリアリンクは、LIFULL傘下でトランクルームの検索サイトを運営するLIFULL SPACE(東京都千代田区。売上高2億4200万円、営業利益1億1300万円、純資産2億3600万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。トランクルーム事業の基盤強化につなげる。取得価額は11億5000万円。取得予定日は2024年2月29日。
バルテスは、ITコンサルティングやシステム構築・運用のフェアネスコンサルティング(東京都港区。売上高1億4600万円、営業利益1950万円、純資産5390万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。フェアネスコンサルティングは2009年設立で、ドイツSAP製統合基幹業務ソフトウエアの導入支援、ミドルウエアやクラウド環境構築などに強みを持つ。取得価額は2億4800万円。取得予定日は2023年11月10日。
NTTデータイントラマートは、ソフトウエア開発のジェイエスピー(横浜市。売上高23億8000万円、営業利益1億8700万円、純資産8億9200万円)の株式を85.9%追加取得し、子会社化することを決めた。持ち株比率を現在の14.1%から100%に引き上げる。NTTデータイントラマートは2019年7月にジェイエスピーと資本業務提携し、PoC(概念実証)案件で協業を進めてきた。ジェイエスピーは1980年設立で、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などの最新デジタル技術領域に強みを持つ。取得価額は8億8400万円。取得予定日は2023年10月1日。
良品計画は、三菱商事ファッション(MCF、東京都港区)から良品計画を販売先とする衣料品製造販売事業を吸収分割の手続きで取得することを決めた。重点テーマに掲げる「開発・生産体制の確立」の一環として、MCFを介さずに、工場との直接取引を推進するのが目的。当該事業の直近売上高は328億円。事業取得に伴い、MCFの一部従業員を引き継ぐ。取得価額は1円。取得予定日は2024年5月1日。