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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2023年8月14日〜2023年8月18日)

2023-08-19

2023年8月14日

ギックス<9219>、Lab&Designからブランディング・クリエイティブデザイン事業を取得

ギックスは新設する子会社を通じて、ソフトウエア開発のLab&Design(東京都目黒区)からブランディング・クリエイティブデザイン事業を取得することを決めた。スマートフォンを用いたデジタルツールの提供に加え、ポスターやチラシ、デジタルサイネージ(電子看板)などを活用したリアルな顧客支援策の提供につなげる狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2023年8月21日。

cotta<3359>、家庭用雑貨品卸のアスコットを子会社化

cottaは、家庭用雑貨品卸のアスコット(東京都台東区。売上高3億3200万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。生協向け事業の拡大が狙い。2016年に傘下に収めた家庭用雑貨品卸のヒラカワ(福岡市)は九州管内の生協を主要販売先とするが、アスコットは関東から東海、関西管内の生協を取引先としており、両社で販売先や売れ筋商品、仕入れルート、配送拠点などの共有を進め、相乗効果を引き出す。アスコットは2010年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月1日。

AViC<9554>、EC販促支援などコンサルティング事業のFACTを子会社化

AViCは、デジタル領域でのコンサルティング事業を手がけるFACT(東京都渋谷区。売上高4億100万円、営業利益0百万円、純資産600万円)を株式交換により子会社化することを決めた。AViCが主力とするデジタルマーケティング事業との連携を進め、顧客企業に対する成長支援体制の強化につなげる。FACTは2020年設立で、EC(電子商取引)モールでの販促支援やWeb上でのレピュテーション・マネジメント(評判管理)などのコンサルティングに強みを持つ。取得予定日は2023年10月1日。

アイリックコーポレーション<7325>、オリックス生命保険傘下で保険代理店のライフアシストを子会社化

アイリックコーポレーションは、保険代理店のライフアシスト(新潟市。売上高11億1000万円、営業利益1980万円、純資産1億800万円)の株式80.9%をオリックス生命保険(東京都千代田区)から取得し、子会社化することを決めた。保険販売事業における店舗展開の拡大と訪問販売型チャンネルの基盤強化が狙い。ライフアシストは2006年設立で、新潟県を中心に13店舗と全国12支社を置く。取得価額は4億700万円。取得予定日は2023年10月2日。

新東工業<6339>、表面処理関連製品・サービス提供のフランスElastikosを子会社化

新東工業は、表面処理関連製品・サービスを提供するフランスElastikos(France)S.A.S.(売上高586億円、営業利益34億5000万円、純資産220億円)の全株式を米投資ファンドのブラックストーンなどから取得し、子会社化することを決めた。Elastikosグループが地盤とする欧州や北南米での販売チャンネル活用のほか、インドや中国など新興国での取引先拡大を狙う。取得価額は約408億円。譲渡完了は2024年5月末頃までをめどとしている。

2023年8月15日

サイバー・バズ<7069>、ネットマーケティング集客支援を手がける子会社のスタイル・アーキテクトを経営陣に譲渡

サイバー・バズは、ネットマーケティング集客支援などを手がける子会社のスタイル・アーキテクト(埼玉県草加市。売上高8910万円、営業利益1050万円、純資産2760万円)の全株式を、同社社長の綱島直輝氏に譲渡することを決めた。事業の取捨選択を進め、化粧品・トイレタリー分野を中心とするソーシャルメディアマーケティング事業に経営資源を集中させるのが目的。スタイル・アーキテクトの設立は2008年。譲渡価額は3000万円。譲渡予定日は2023年8月18日。

2023年8月16日

オープンハウスグループ<3288>、三栄建築設計<3228>をTOBで子会社化

オープンハウスグループは16日、三栄建築設計に対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。創業者で元社長の小池信三氏らが保有する64.21%の株式についてはTOBに応募することで合意。買付代金は最大429億6458万円。三栄建築設計をめぐっては小池氏による暴力団幹部への金銭供与問題で6月、東京都公安委員会から「暴排勧告」を受けるなど、上場企業としての信頼性が揺らぐ事態に陥っている。小池氏の経営への影響力を排除し、経営の正常化につなげる。三栄建築設計はTOBに賛同意見を表明した。

2023年8月17日

エコモット<3987>、空調・暖房設備機器製造子会社のゴモジーを経営陣に譲渡

エコモットは、空調・暖房設備機器の製造子会社であるゴモジー(札幌市。売上高7640万円、営業利益△708万円、純資産2190万円)の全株式を、ゴモジー代表取締役の花田浩二氏ら3者に譲渡することを決めた。2019年に多角化の一環としてゴモジー(当時ストーク)を傘下に収めたが、思うような相乗効果の発揮に至っていなかったという。3者のうち花田氏には過半にあたる51%の株式を譲渡する。譲渡価額は1100万円。譲渡予定日は2023年8月31日。

エコモット<3987>、電気・回路設計やソフト開発を手がける子会社のフィットをドゥーファに譲渡

エコモットは、電気・回路設計やソフトウエア開発を手がける子会社のフィット(札幌市。売上高1億5000万円、営業利益678万円、純資産1510万円)の全株式を、人材紹介業のドゥーファ(北海道室蘭市)に譲渡することを決めた。事業の選択と集中の一環。エコモットは2021年2月、IoT(モノのインターネット)関連システムの受託開発事業の拡大を目的にフィットを傘下に収めたが、想定していた相乗効果が見込みにくい状況にあった。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年8月31日。

JDSC<4418>、DM発送代行のメールカスタマーセンターを子会社化

JDSCは、ダイレクトメール(DM)制作・発送代行のメールカスタマーセンター(東京都港区。売上高189億円、営業利益2億4400万円、純資産15億5000万円)が実施する第三者割当増資の引き受けなどで全株式を取得し、子会社化することを決めた。DM領域での顧客基盤の獲得やAI(人工知能)を活用したDM発送業務の最適化支援サービスの拡充につなげる。取得価額は22億2560万円(うちアドバイザリー費用810万円)。取得予定日は2023年10月2日。

T&K TOKA<4636>、米投資ファンドのベインキャピタルによるTOBで株式を非公開化

T&K TOKAは17日、米投資ファンドのベインキャピタルによるTOB(株式公開買い付け)を受け入れて株式を非公開化すると発表した。ベインキャピタルは最大約319億円を投じ、T&K TOKAの全株式取得を目指す。主力の印刷インキをめぐってはコロナ禍で加速したデジタル化の進展で紙媒体印刷物の需要減少が続くなど、経営環境が厳しさを増す中、T&K TOKAは短期的な株価や業績にとらわれず、抜本的な経営改革を進めるには非公開化が望ましいと判断した。TOB開始は2024年1月上旬をめどとしている。

2023年8月18日

いちご<2337>、トランクルーム・レンタル収納子会社のストレージプラスを譲渡

いちごは、トランクルーム・レンタル収納などのセルフストレージ事業を手がける子会社のストレージプラス(東京都千代田区)の全株式を譲渡することを決めた。2017年7月にストレージプラスを傘下に収め、店舗数を16店から35店(約2280から約4500ユニット)に倍増し、稼働率を90%超の水準で安定させるなど事業基盤を拡充してきた。譲渡先は明らかにしていないが、海外機関投資家などが出資する国内SPC(特別目的会社)という。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年8月31日。

QLSホールディングス<7075>、埼玉県で有料老人ホーム・グループホーム運営の和みを子会社化

QLSホールディングスは、有料老人ホーム・グループホームを6施設運営する、和み(埼玉県伊奈町。売上高3億5300万円、営業利益△8700万円、純資産△2億3100万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。埼玉県におけるサービス提供エリアの拡大につなげる。QLSは主力の保育事業に続く分野として、介護福祉事業、人材派遣事業の拡大を打ち出しており、その一環。和みは2010年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年8月31日。

QLSホールディングス<7075>、デイサービス・訪問介護のふれあいタウンを子会社化

QLSホールディングスは、デイサービスや訪問介護を手がける、ふれあいタウン(金沢市。売上高1億1800万円、営業利益△100万円、純資産△500万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。石川県には今回、初進出となる。ふれあいタウンは2000年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年8月31日。

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