サイネックスは、デジタルコンテンツ企画・制作のナイン(東京都品川区。売上高1億3500万円、営業利益400万円、純資産2000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。デジタルクリエイティブ系、映像・システム系人材を獲得し、地方自治体や中小企業に対するDX(デジタルトランスフォーメーション)、ブランディング支援などICT(情報通信技術)領域の事業拡大につなげる。ナインは2013年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年5月26日。
ERIホールディングスは、公共建築に特化した設計・施工管理を手がける北洋設備設計事務所(札幌市。売上高2億200万円、純資産1億1100万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。主力とする建造物検査に関する事業領域の拡大の一環。北洋設備設計事務所は1966年に設立。取得価額は非公表。取得予定は2023年5月中。
エレコムは岩崎通信機傘下でネットワーク構築・運用のgroxi(東京都中央区。売上高18億9000万円、営業利益100万円、純資産4億9400万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。全国各地でより質の高いネットワーク機器と付随サービスの提供につなげる狙い。groxiは1990年に設立。取得価額は14億円。取得予定日は2023年6月30日。
高島は、地盤改良工事の岩水開発(岡山市。売上高62億9000万円、営業利益2億9400万円、純資産10億9000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。地盤改良工事で培った施工機能を取り込み、壁材、基礎杭工法をはじめとする建材事業との相乗効果を見込む。岩水開発は1965年に創業し、小規模建築物件の基礎補強・地盤改良分野では中四国地方トップクラスの実績を持つという。取得価額は51億8000万円。取得予定は2023年6月中。
フェイスネットワークは、建築工事の岩本組(東京都台東区。売上高28億円、営業利益651万円、純資産1億3600万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。土地仕入れから施工、販売、管理までのワンストップサービス体制の拡充などが狙い。岩本組は1933年創業で、個人住宅、マンション、オフィスなどの施工で実績を積んできた。取得価額は6億8000万円。取得予定日は2023年7月14日。
日精樹脂工業は、金属プレス加工を手がける滝田(新潟県上越市)傘下の太倉滝田金属製品有限公司(江蘇省太倉市)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。部材の安定調達や原価低減につなげる狙い。太倉滝田は2004年設立で、日精樹脂工業の中国生産子会社の日精塑料机械(江蘇省太倉市)に板金、ハーネス(配線用部材)などを供給している。取得価額は非公表。取得予定日は2023年6月30日。
クリーク・アンド・リバー社は、設計者や施工会社の監督者、発注者などを対象に建築マネジメントセミナーの提供・配信を手がけるALFA PMC(東京都港区)の全株式を第三者割当増資の引き受けなどで取得し、子会社化することを決めた。専門職分野の拡大の一環。取得価額は3100万円(うち第三者割当増資分が3000万円)。ALFA PMCの設立は2023年3月。取得予定日は2023年5月31日。
ソラストは、JR西日本傘下でデイサービス(通所介護)を中心に介護事業を展開するポシブル医科学(大阪府東大阪市。売上高19億1000万円、営業利益3800万円、純資産3億500万円)の株式96.63%を取得し、子会社化することを決めた。同一エリア内でさまざまな介護サービスを提供する「地域トータルケア」の一環。取得価額は13億3500万円。取得予定日は2023年7月3日。
リンテックは米国持ち株子会社の傘下企業を通じて、カナダ886381 Ontario Inc.(オンタリオ州。売上高63億1000万円、純資産4億5500万円)からラベル用粘着紙・粘着フィルムの加工・販売事業を取得することを決めた。北米市場で印刷・情報材事業のシェア拡大と収益性の向上につなげる狙い。同時に買収する土地・建物の関連資産を含めて、取得価額は合計69億8200万円。取得予定日は2023年5月31日。
トーヨーカネツは、物流関連のシステム開発を手がけるスクラムソフトウェア(大阪市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。スクラムソフトウェアが得意とするWMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送管理システム)などの開発力を取り込み、物流ソリューションの体制強化につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2023年6月2日。
Jストリームは、動画マニュアル作成のためのクラウドサービス「VideoStep」を提供するLAMILA(東京都文京区)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。Jストリームが保有する動画配信インフラや関連技術・ノウハウなどとの親和性が高く、相乗効果が見込めると判断した。取得価額は5億円。取得予定は2023年7月中。子会社化後、LAMILAはVideoStepに社名変更する。
VTホールディングスは、ドイツ車BMW正規ディーラーのフジモトーレン(浜松市。売上高50億円、営業利益5800万円、純資産2億9100万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。浜松エリアでのBMW車のシェア拡大につなげる。フジモトーレンは1998年設立で、新車販売店2店舗、中古車販売店1店舗を運営する。取得価額は約2億8000万円。取得予定日は2023年7月1日。
サンフロンティア不動産は、太陽光発電事業のエコリードイノベーション(兵庫県姫路市)の全株式を取得し、25日付で子会社化した。新規分野と位置付ける営農型・自家消費型太陽光発電事業の一環。農業生産者や住民へのソリューション提供につなげる。取得価額は非公表。
ヤマシナは、半導体・電子部品販売のヤマヤエレクトロニクス(東京都足立区。売上高22億6000万円、営業利益4億2400万円、純資産2億6200万円)の株式70%を取得し、子会社化することを決めた。成長が期待できる半導体事業を新たに取り込み、多角化戦略を推し進める。ヤマヤエレクトロニクスは2017年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年7月3日。
大英産業は、イワイホーム(熊本市)の住宅建築事業と小岩井ドリーム(同)のアフターメンテナンス事業を取得することを決めた。半導体受託製造の世界最大手、台湾TSMCが熊本県に2024年稼働をめどに新工場を建設するのに合わせ、住宅需要が膨らんでいる同県での事業拡大につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2023年7月3日。
フジオーゼックスは、金属製品製造のマルヨシ製作所(静岡県掛川市。売上高3億6800万円、営業利益2900万円、純資産4億1200万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。自動車部品事業に続く新領域での事業展開の一環。マルヨシ製作所は1990年設立で、今後需要増が見込まれるリチウムイオン電池向けセパレーター(絶縁材)フィルムの製造に使わる金属ロール、シャフトなどを主力製品とする。取得価額は非公表。取得予定は2023年7月上旬。