チェンジは、配送配膳ロボットの輸入販売・導入支援を手がけるDFA Robotics(東京都渋谷区。売上高3億6900万円、営業利益7400万円、純資産1億2800万円)の株式79.27%を取得し子会社化することを決めた。ロボット活用を通じて飲食業界をはじめ、病院、介護施設、工場などさまざまな現場の人手不足問題の解決を目指す。DFA Roboticsは2017年設立。取得価額は非公表(取得関連費用は1億2600万円)。取得予定日は2022年10月3日。
アジア開発キャピタルは、投資子会社のアジアインベストメントファンド(AIF、東京都中央区。売上高6億3400万円、営業利益5億4400万円、純資産12億4000万円)の全株式を、シンガポールの卸売会社GALLANTLION RESOURCES PTE.LTD.に譲渡することを決めた。内部管理体制の改善に伴う子会社整理の一環。譲渡価額は10万円。AIFは6月に、敵対的買収を昨年仕掛けた東京機械製作所から短期売買による利益約19億4000万円の支払いを求める訴えを起こされている。譲渡予定日は2022年8月22日。
エフ・コードは、Webマーケティング事業のブルースクレイ・ジャパン(東京都渋谷区)からSaaS(サービスとしてのソフトウエア)事業「GORILLA‐EFO」(入力フォーム最適化ツール)を取得することを決めた。顧客企業に対するCX(顧客体験)データの増強などにつなげる。当該事業の直近売上高は4500万円。取得価額は9307万円。取得予定日は2022年9月1日。
共栄セキュリティーサービスは、警備業のダイトーセキュリティー(東京都台東区。売上高3億8100万円、営業利益700万円、純資産2400万円)の全株式を取得し、17日付で子会社化した。成長戦略の一環として、施設警備業務や交通誘導警備業務など人的警備を主力とする同業を傘下に取り込む。ダイトーは1994年設立で、東京都と神奈川を地盤とする。取得価額は非公表。
コメ兵ホールディングスは、中古宝飾品買い取り・販売のセルビー(東京都台東区。売上高10億6000万円、営業利益△2900万円、純資産△4100万円)の全株式を取得し、17日付で子会社化した。中古品業界への新規参入増など競争が激しさを増す中、重要商材の一つであるジュエリーの買い取り・販売を強化するのが狙い。セルビーは2001年に設立。取得価額は非公表。
AHCグループは、障害を持った子供を対象に放課後等デイサービスを手がけるCONFEL(愛知県豊橋市。売上高1億4400万円、営業利益3020万円、純資産9050万円)、RAISE(名古屋市。売上高1億3200万円、営業利益3380万円、純資産9190万円)の2社を子会社化することを決めた。福祉事業の拡大や競争力強化の一環。CONFELとRAISEは兄弟会社。取得価額は合計5億円。取得予定日は2022年9月1日。
カヤックは、eスポーツスクールを東京都内で運営するeSP(東京都渋谷区。売上高1億8200万円、営業利益5390万円、純資産3490万円)の株式70%を取得し、子会社化することを決めた。成長が期待されるeスポーツ領域での事業拡充や競争力強化につなげる狙い。取得価額は5億6000万円。取得予定日は2022年8月26日。
アシックスは、大会エントリー(登録)などランニング情報のポータルサイト「RUNNET」を運営するアールビーズ(東京都渋谷区。売上高19億9000万円、営業利益△4億6100万円、純資産18億円)の株式65%を取得し、子会社化することを決めた。重点戦略に掲げる「ランニングでNo.1」の実現に向けた取り組みの一環で、ランナーとの接点拡大などにつなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年8月31日。
オーイズミは、化粧品や美容用品、健康食品などを開発・販売する武内製薬(東京都品川区。売上高14億1000万円、営業利益1億円、純資産1億1100万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。EC(電子商取引)サイト事業の拡大につなげる狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2022年8月31日。
米投資ファンドのEVO FUNDは19日、訪日観光客向けを中心に低価格ホテルを運営するレッド・プラネット・ジャパンにTOB(株式公開買い付け)を行い、子会社化すると発表した。レッド・プラネット・ジャパンの親会社であるシンガポールRed Planet Holdings Pte. Ltd.が所有する全株式70.5%を取得するのが目的。買付価格は1株につき11円。買付代金は約4億4700万円。ジャパン・プラネット・ジャパンの東証スタンダード市場への上場は維持される見通し。