M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2022年5月30日〜2022年6月3日)

2022-06-04

2022年5月30日

ミナトホールディングス<6862>、システム開発のベトナム子会社をMattrzに譲渡

ミナトホールディングスは、システム開発子会社のパイオニア・ソフト(福岡市)のベトナム現地法人Pioneer Soft Vietnam Co., Ltd.(ハノイ)の全出資持ち分を、Webメディア事業のMattrz(東京都港区)に譲渡した。国内でのビジネスアプリケーション構築事業の強化に経営資源を集中させるため。譲渡価額は非公表。譲渡日は2022年5月25日。

リファインバースグループ<7375>、産業廃棄物収集運搬・中間処理のコネクションを子会社化

リファインバースグループは、産業廃棄物の収集運搬・中間処理を手がけるコネクション(東京都足立区。売上高9億円、営業利益1500万円、純資産1300万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。本格進出に向けて準備を進めているプラスチックケミカルリサイクル事業の拠点として活用する。取得価額は未確定。取得予定は2022年7月中。

ピアズ<7066>、社内イベント企画運営のマックスプロデュースを子会社化

ピアズは、社内イベント企画運営のマックスプロデュース(東京都渋谷区。売上高4億600万円、営業利益△3000万円、純資産△1400万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。グループ事業の一つであるライブエンターテインメント(興行)事業との相乗効果による収益機会の拡大などを期待している。取得価額は非公表。取得予定日は2022年6月1日。

ピアズ<7066>、通信業界向け人材派遣のウィルを子会社化

ピアズは、通信業界向け人材派遣のウィル(横浜市。売上高16億8000万円、営業利益△600万円、純資産10億3000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。主軸とするセールスプロモーション事業におけるヘルパーや出張販売の人員確保、オンライン接客のオペレーターや研修講師の確保による収益向上、内製化によるコスト削減効果などを見込む。ウィルは2000年に創業。取得価額は11億9200万円。取得予定日は2022年6月1日。

2022年5月31日

電通グループ<4324>、Web広告代理店のディグ・イントゥを子会社化

電通は、Web広告代理店のディグ・イントゥ(札幌市)の株式85%を追加取得し子会社化した。現在15%の持ち株比率を100%とした。ディグ・イントゥは2018年1月に設立以来、電通デジタル(東京都港区)のデジタル広告領域のパートナー企業として連携してきた。取得価額は非公表。取得日は2022年5月13日。

島津製作所<7701>、日本水産<1332>傘下の日水製薬<4550>をTOBで子会社化

島津製作所は31日、日本水産の上場子会社である日水製薬に対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。日本水産の保有分(54.06%)を除く、45.94%の株式取得を目指す。買付代金は最大約176億円。残りの日本水産が保有する全株式については日水製薬が自社株式取得を行う。島津は2015年に日水製薬と臨床検査事業に関して業務提携したが、傘下に取り込むことで同事業の一層の拡大につなげる。日水製薬はTOBに賛同している。

フルキャストホールディングス<4848>、不動産業界向け人材紹介のヘイフィールドを子会社化

フルキャストホールディングスは、不動産業界向け人材紹介業のヘイフィールド(東京都品川区。売上高4億800万円、営業利益1億7100万円、純資産1億3900万円)の全株式を取得し、31日付で子会社化した。主力とする軽作業・ブルーカラー領域の人材サービスに加え、専門的な職種への領域拡大を目指しており、その一環。取得価額は非公表。

三光産業<7922>、空気清浄機・扇風機などオンライン販売のアクシストラスを子会社化

三光産業は、空気清浄機や扇風機などをオンライン販売するアクシストラス(東京都新宿区。売上高2億5700万円、営業利益2610万円、純資産2350万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。新分野の成長企業を取り込み、事業拡大につなげるとともに、既存のシール・ラベル印刷事業との相乗効果を期待している。アクシストラスは2014年に設立。取得価額は2億2500万円。取得予定日は2022年6月20日。

渋沢倉庫<9304>、倉庫・運送の平和みらいを子会社化

渋沢倉庫は、倉庫・運送業の平和みらい(静岡市。売上高34億5000万円、営業利益1億2400万円、純資産10億5000万円)の株式を追加取得し、子会社化することを決めた。現在19.4%(間接保有分を含む)の持ち株比率を61.8%に引き上げる。静岡県内に物流サービスの業務基盤を確保し、東西間の陸上運送におけるスイッチング拠点としての活用を見込む。取得価額は非公表。取得予定は2022年7月。

2022年6月1日

関西ペイント<4613>、アフリカの塗料子会社2社をオランダ化学大手アクゾノーベルに譲渡

関西ペイントは1日、南アフリカ共和国とモーリシャスにあるアフリカの塗料子会社2社を、オランダの化学大手アクゾノーベル(アムステルダム)に譲渡すると発表した。譲渡価額は両社合わせて約585億円。アフリカ事業から撤退し、欧州、インドなど強みを持つ市場での成長促進に重点的に取り組む。関係国の規制当局の承認を得て、2023年中の譲渡完了を見込む。

インソース<6200>、システム運用管理などヘルプデスク業務のビー・エイ・エスを子会社化

インソースは、システム運用管理やサーバー監視などのヘルプデスク業務を手がけるビー・エイ・エス(大阪市。純資産5600万円)の全株式を取得し、1日付で子会社化した。顧客企業のIT変革を支援するDX(デジタルトランスフォーメーション)関連のサービス拡充につなげる。ビー・エイ・エスは1989年設立。取得価額は非公表。

新日本科学<2395>、非臨床試験のイナリサーチ<2176>をTOBで子会社化

新日本科学は1日、イナリサーチにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。全株式の取得による完全子会社化を目指しており、買付代金は最大26億9892万円。イナリサーチとの一体運営を実現し、医薬品に関する非臨床(前臨床)事業の強化やグローバル展開を推し進めるのが狙い。イナリサーチはTOBに賛同している。

2022年6月3日

フェローテックホールディングス<6890>、東洋刃物<5964>をTOBで子会社化

フェローテックホールディングスは3日、持ち分法適用関連会社の東洋刃物にTOB(株式公開買い付け)を行い、完全子会社化すると発表した。現在、東洋刃物株の33.24%保有している。買付代金は最大21億5700万円。フェローテックは工業用刃物分野を強化し、主力の半導体装置関連、電子デバイスに続く中核事業に育てる狙い。東洋刃物株はTOBに賛同している。

ケイブ<3760>、スマホゲーム開発のでらゲーを子会社化

ケイブは、スマートフォンゲーム開発のでらゲー(東京都渋谷区。売上高89億7000万円、営業利益13億5000万円、純資産82億8000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。ケイブは2021年5月期まで5期連続の営業赤字を計上し、22年5月期も赤字が避けられない状況にあり、収益源となる有力なゲームタイトルの投入が急務になっている。でらゲーは2010年設立で、代表作「モンスターストライク」で知られる。取得価額は50億2300万円。取得予定日は2022年9月1日。

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